# きめ細かい権限スコープへの移行
2020年1月22日、Slack は きめ細かい権限設定 (opens new window) をリリースし、旧来の bot
スコープを廃止しました。
これまで、ボットユーザーは特別に扱われ、包括的な bot
スコープを要求していました。現在、新しい Slack アプリはボットユーザー用のスコープを個別にリクエストできるようになっています。
2020年1月22日以前に使用されていたカスタム Slack ボットは、bot
スコープを持っている可能性があります。そうしたボットは 2021年後半 までに 新しいスコープへ移行させる必要があります。 Enterprise Workbot が bot
スコープを持っているかどうかをチェックするには、アプリ管理ページ (このページにアクセスするにはアプリの作成者またはコラボレータである必要があります) に移動し、 [OAuth & Permissions] 以下を確認してください。
# 移行のスケジュール
2020年2月21日 Slack はあらゆる 新規 アプリにきめ細かい権限設定の使用を義務付ける予定です。ユーザー側が取るべき対応は特にありませんが、新規の Enterprise Workbot を作成した場合に、旧来のボットとは異なるスコープを持つのが普通となることには注意する必要があります。
2021年後半 アップグレードされていない既存のアプリが Slack によって評価され、それらのアプリに関わっている会話は Slack によってリストから削除されます。この時期よりも前に Enterprise Workbot を移行するよう強くお勧めします。
# Enterprise Workbot のスコープを更新しなかった場合どうなるか
2021年後半には Enterprise Workbot に関わっている会話が Slack の評価によりリストから削除される可能性があります。移行は簡単なので、それ以前にスコープの更新を済ませておくよう強くお勧めします。
# 移行の前後にボットの機能が影響を受けることがあるか
ほとんどの場合は ありません。 SCIM API (opens new window)、Web API (opens new window)、Event API (opens new window)、およびすべての関連メソッドが、新旧両方のボットトークンに対応しています。
しかし、RTM API (opens new window) は新しいボットトークンではアクセスできません (したがって、移行後は使用できません)。アプリに RTM 機能が必要な場合はこの移行をそのアプリについて 行わないよう 、Slack は勧告しています。
# 新しいスコープへの移行
Slack のアプリ管理ページで、 [Update to Granular Scopes] に移動してください。 きめ細かい権限スコープへ移動
Step 1では、どのボットトークンスコープも選択しないでください。
[Continue] をクリックします。
Step 2では、以下のユーザートークンスコープを選択します。
channels:read
channels:write
chat:write
groups:read
groups:write
im:read
im:write
mpim:read
mpim:write
users:read
users:read.email
ユーザートークンスコープ
[Continue] をクリックします。
Step 3では、自身のスコープ選択を確認し、 [Yes, migrate my app] を選択します。さらに、自身のアプリが RTM API を必要としないことを確認するよう Slack に促されたら、 [Yes I'm sure] を選択します。
スコープ選択の確認
Step 4では、OAuth コードを変更する必要はありません。それは Workato によって処理されるためです。 [I've updated my app] を選択してください。
[I've updated my app] を選択
最後に、新しい権限スコープを有効にするためにアプリを再インストールしてください。 アプリを再インストール
アプリの移行に関して、より詳しくは Slack の移行ガイド (opens new window) を参照してください。
Last updated: 2023/8/31 1:07:14