# オンプレミス接続
企業では、セキュリティとプライバシーの制御を強化するために、制限されたネットワーク内にアプリケーションとデータベースをデプロイします。このプライベート環境とパブリックインターネットとの間のデータ移動を監視および規制するために、ファイアウォールを使用しています。そのため、このようなプライベート IT 環境でホストされているアプリケーションとデータは通常、Workato のようなクラウドサービスにアクセスできません。
しかし、Workato のオンプレミスエージェントを使用すれば、プライベート IT 環境内から安全なコネクションを作成して、Workato クラウドへ安全に接続することができます。これによって、セキュリティの制御を維持しながら、ハイブリッドクラウドまたはマルチクラウドのアーキテクチャを完全に統合することができます。
オンプレミスアクセスは、一部のユーザーに対してのみ有効です。詳細については、カスタマーサクセスマネージャーまでお問い合わせください。
# 概要
以下の図は、Workato のオンプレミスエージェントと、それがファイアウォールの背後にあるデータベースやアプリケーションと通信する方法の概念モデルです。
オンプレミスエージェントとコネクターの概念モデル
オンプレミスエージェントは、オンプレミスグループという論理グループにインストールすることで、 高可用性 と 負荷分散 の機能を実現することもできます。
グループ内のオンプレミスエージェントの概念モデル
# 動作の仕組み
Workato オンプレミス接続には、以下の2つの構成要素があります。
- トンネリング
- データベース、ファイルシステム、アプリケーションアクセス
オンプレミスエージェントは、ユーザーのサーバー内で、通常はファイアウォールの背後で動作し、TLS WebSocket トンネルを確立して Workato へ接続します。
オンプレミスエージェントはファイアウォールの背後にあるシステムと同じネットワーク内にあるため、システムに安全にアクセスできると同時に、Workato と安全に通信するためのエージェントの役割を果たすことができます。
# サポートされているオペレーティングシステム
オンプレミスエージェントは、以下のシステムで動作します。
- Linux (64ビット)
- Windows 7、10 (64ビット)
- Mac OS X
- Windows Server 2008以降 (OPA v2.8.0 より前)
- Windows Server 2012 R2 以降 (OPA v2.8.0 以降)
ハードウェアの最低要件は以下のとおりです。
- 8 GB の RAM
- 250 MB のディスク容量
- 800 MHz、64ビットの CPU (Intel または AMD)
各 OS でのセットアップ方法については、こちらを参照してください。
# OPA はマルチクラウドおよびパブリッククラウドで使用できますか?
はい。Workato の OPA は、どのような IT 環境でも使用できます。OPA は、Amazon Web Service (opens new window)、Azure cloud (opens new window)、Google Cloud Platform (opens new window) のようなパブリッククラウドで動作します。プライベートのマシン上でも動作します。
OPA は、互換性のあるオペレーティングシステムがある限り、どのような仮想マシンでも物理マシンでも動作します。詳細については、サポートされているオペレーティングシステムを参照してください。
# このセクションの内容
Last updated: 2023/8/31 1:07:14