# SDK - CLI

SDK - CLI へようこそ。このセクションでは、Workato の Connector SDK Ruby gem (SDK gem) を使用して、コネクターの開発をローカルで行う方法に焦点を当てます。

# SDK gem とは

SDK Gem は、Workato がどのようにコネクターコードを解析および実行するかをエミュレートする Ruby ソフトウェアパッケージです。

Gem の特徴は次のとおりです。

  • インストールが容易
  • コマンドラインで実行可能
  • 選択した IDE (統合開発環境) で快適にコネクターを開発可能

# 前提条件

SDK gem を使用するには、以下に関する知識が必要です。

  1. 中級レベルの Connector SDK
  2. コマンドラインツールとその使用方法
  3. 単体テストのための RSpec。詳細については、RSpec に関するドキュメント (opens new window)を参照してください。
  4. VCR。VCR の詳細については、この一般的なガイド (opens new window)を参照するか、すぐに開始する場合は、こちらの入門ガイド (opens new window)を参照してください。

# CLI を使用することによるメリット

  • コネクター開発をローカルで行うことにより、選択した IDE で開発可能
  • デバッグツールの強化
  • チームメイトとのコラボレーションの改善
  • 単体テストと CI/CD プロセスを実装でき、デプロイの安定性が向上
  • 自動デプロイを実装可能

# SDK gem の機能

SDK gem が自分に合っているかまだ確信が持てない方のために、以下に、Cloud SDK コンソールでのコネクターの構築と、SDK gem での構築の主な違いを明らかにします。

Cloud SDK コンソール SDK Gem
テストの特性 コネクター、アクション、およびトリガーを全体としてテストできます。 コネクターの固有キーを別々にテストできます。たとえば、executeoutput_fields は、別々にテストできます。
UI テスト 入力と出力の項目の正確なルックアンドフィールをテストできます。例: 動的な入力項目および出力項目 UI はありませんが、CLI のユーティリティを使用して、結果として生じる入力および出力項目の Workato スキーマを迅速に評価できます。
単体テスト 使用できません。 CLI コマンドを単体テストに迅速に変換できます。
アカウントプロパティと Lookup table デバッガーコンソールの account_properties または Lookup table へのアクセスはありません。 暗号化フォーマット / 暗号化されていないフォーマットで account_properties および資格情報を格納できます。暗号化されていないフォーマットで Lookup table を格納できます。

SDK Gem とその機能については常に改善を続けているため、今後もより多くの機能が追加されます。

# CLI によるコネクター開発

では、チームにとって、コネクター開発はどのようなものでしょうか。

下にプロセス例を示しますが、これはチーム固有のニーズやワークフローに合わせていつでも変更できます。

CLI による SLDC コネクター

ステップごとに見ていきましょう。

1

ローカル開発。 コネクターをローカルに実行します。SDK gem の便利な CLI コマンドは、コネクターの構築、テスト、およびデバッグを行うのに役立ちます。

2

Workato ワークスペースでのテスト。 機能を保証することは重要ですが、コネクターのユーザーエクスペリエンスも重要です。個人の Workato ワークスペースにコネクターをプッシュすることができ、実際のレシピでコネクターをテストできます。

3

Git へのプッシュ。 他者とコラボレートするには、Git リポジトリにコードをプッシュします。このリポジトリとしては、GitHub、Gitlab、Bitbucket、その他のプロバイダーを利用できます。

4

レビューとテスト。 チームメイトによる変更をレビューして、コネクターがすべての単体テストに合格することを確認します。

5

DEV への自動プッシュ。 プル要求が結合された場合に、必要に応じて、リポジトリで、DEV ワークスペースに自動的に変更をプッシュする自動ワークフローを設定できます。これにより、追加のテストをトリガーできます。たとえば、レシピの作成者は、ユーザー受け入れテストを実行し、期待どおりにコネクターが機能することを確認できます。

6

本番環境へのリリース。 標準レシピのライフサイクル管理プロセスにより、DEV > UAT > PROD の各環境へとコネクターを移行します。これにより、レシピなどのコネクターは、本番環境にリリースされる前に十分にテストされます。

# 開始

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Last updated: 2023/12/20 23:22:08