# Bamboo HR - 新規ジョブのエラーチェック
403 Forbidden エラー は、アクションの実行に必要なデータにアクセスする権限がないことを示しています。たとえば、従業員のレコードにアクセスするための権限はあっても、従業員の給与にアクセスするための権限はないことがあります。ユーザーのレシピで従業員の給与を使用してアクションが実行される場合、Workato がそのユーザーのアカウント権限で従業員の給与にアクセスできないと、レシピは失敗します。
レシピトリガーでの403 Forbidden エラーメッセージの例
# 解決策
レシピトリガーで403 Forbidden エラーが発生した場合、ネットワークトレースを利用してデバッグすることはできません。代わりに、このエラーの原因となる特定のレコードを迅速に識別するためのレシピを作成します。以下の手順に従い、すべてのレコードを繰り返し処理して発生するエラーをすべてログに記録するレシピを作成します。
- 特定の時間に実行するトリガーを使用してレシピを設定します。
- BambooHR のList employees in directory アクションを挿入します。
- Repeat アクションを設定します。
- Employees list データピルを [Input list] フィールドに挿入します。
- [One item at a time] モードを選択します。
- Handle errors アクションを挿入します。
- Handle errors のMonitor アクションの下に、Get employee details by ID アクションを挿入します。[Employee ID] フィールドにステップ2のID データピルを挿入します。
- Handle errors のOn error アクションの下に、Logger by Workato アクションを挿入します。[Message] フィールドにステップ2のID データピルを挿入して、エラーが発生したレコードを識別できるようにします。
- このレシピを実行して Logger by Workato アクションの出力を検証し、アクセス権限を追加する必要があるレコードを確認します。
# このエラーが発生する理由
Workato をアプリケーションに接続するために資格情報を入力する際、データへのアクセスに必要な権限がない場合に、このエラーが発生する可能性があります。たとえば、社会保証番号などの機密データでは、より詳細な権限が必要になります。これにより、Workato が特定のレコードにアクセスするのを防止できます。
通常は、ネットワークトレースを利用してトラブルシューティングを行い、問題の原因となる特定のレコードを識別します。ただし、レシピトリガーでこのエラーが発生した場合、トラブルシューティングでネットワークトレースを利用することはできません。
ポーリングトリガーの場合、Workato は失敗したジョブに対して再度ポーリングを試みます。そのため、レシピが実行されなくなります。
Last updated: 2023/8/31 1:07:14