# Analytics Cloud

Analytics Cloud (opens new window) は、大量の企業データから強力な視覚化機能やダッシュボードを作成する、クラウドベースの分析ツールです。以前は Wave Analytics という名称でした。

Workato は標準の Salesforce コネクターを使用して、ERP システムやデータベースなどの外部ソースからデータをアップロードします。

# コネクター情報

コネクター情報については、Salesforce コネクターのページを参照してください。

# 使用方法

# Insights External Data と Insights External Data Part

InsightsExternalData オブジェクトにより、外部ソースからデータをアップロードできます。このオブジェクトは metadata を提供し、startcancelcleanupcheck status などのアップロードプロセスのアクションを管理するために使用されます。

InsightsExternalData オブジェクトは InsightsExternalDataPart オブジェクト (アップロードするデータ全体の1つまたは複数のサブセットを含む) と一緒に使用されます。この2つのオブジェクトを使用して、プログラムにより大きなデータセットをいくつかに分けてアップロードできます。最後に、アップロードがトリガーされ、Analytics Cloud インスタンスでこれらのデータパーツがデータセットとしてまとめられます。

詳細については、『Analytics External Data API Developer Guide (opens new window)』を参照してください。

# Insights External Data オブジェクト

データのアップロードには JSON メタデータ定義を付加し、Base64 でエンコードする必要があります。詳細については、『External Data Format Reference (opens new window)』を参照してください。

# データ形式

以下は CSV 形式のデータセットの例です。

Id,Email,Name
123,[email protected],John Doe
124,[email protected],Mary Poppins

CSV データのガイドラインについては、こちら (opens new window)を参照してください。

# メタデータ JSON

以下は JSON 形式のメタデータの例です。

{
  "fileFormat": {
    "charsetName": "UTF-8",
    "fieldsEnclosedBy": "\"",
    "fieldsDelimitedBy": ",",
    "numberOfLinesToIgnore": 1
  },
  "objects": [
    {
      "connector": "Wave_Analytics_Sample",
      "description": "",
      "fullyQualifiedName": "Lead",
      "label": "Lead",
      "name": "Lead",
      "fields": [
        {
          "fullyQualifiedName": "Lead.Id",
          "label": "Lead ID",
          "name": "Id",
          "isSystemField": false,
          "isUniqueId": true,
          "isMultiValue": false,
          "type": "Text"
        },
        {
          "fullyQualifiedName": "Lead.Email",
          "label": "Lead Email",
          "name": "Email",
          "isSystemField": false,
          "isUniqueId": false,
          "isMultiValue": false,
          "type": "Text"
        },
        {
          "fullyQualifiedName": "Lead.Name",
          "label": "Lead Name",
          "name": "Name",
          "isSystemField": false,
          "isUniqueId": false,
          "type": "Text"
        }
      ]
    }
 ]
}

# Insights External Data Part オブジェクト

要件 :

  • InsightsExternalDataPart オブジェクトが作成されていること (それぞれ10 MB 未満)
  • 外部データが CSV ファイル形式であり、Base64 でエンコードされていること。

# データアップロードの開始

必要なすべての Insights External Data Part を作成したら、InsightsExternalData レコードの Requested Action フィールドを「Process」に更新します。

# アップロードプロセスの管理

データアップロードプロセスを開始 (Requested Action フィールドを「Process」に更新) すると、キャンセルを要求する場合を除き、それ以降オブジェクトを編集することはできません。

# サンプルレシピ

以下はすべての内容をレシピにまとめたものです。

Analytics Cloud サンプルレシピ Analytics Cloud レシピ。サンプルレシピ (opens new window)

このレシピは、SQL Server データベースから Analytics Cloud 内のデータセットへのアップロードを毎日実行します。このレシピは、以下のように、前述の各手順から構成されます。

  1. 外部データソースからデータを取得する
  2. メタデータ JSON を定義する
  3. 外部データソースからのデータを CSV 形式に変換する
  4. 外部データレコードを作成する
  5. Insights External Data Part をアップロードする
  6. 外部データレコードで Requested Action フィールドを「Process」に更新してアップロードプロセスを開始する


Last updated: 2023/8/31 1:07:14