SFTP コネクター

SSH File Transfer Protocol (SFTP) は、データをエンコードして安全なチャネル経由で送受信するファイル転送プロトコルです。認証資格情報と転送するデータファイルの両方を暗号化することでセキュリティを確保します。

このコネクターは双方向の SFTP 統合を実現します。このコネクターを使用することで、SFTP サーバー内のファイルの読み取り、書き込み、および管理を行うことができます。

SFTP コネクターでは、トリガーを使用して SFTP サーバーのイベントを監視します (ディレクトリ内の新規/更新された CSV ファイルなど)。また、ファイルのアップロード、ファイル名の変更、ファイルのダウンロードなどのレシピアクションを統合することもできます。

SFTP での認証方法

SFTP は Secure Shell (SSH) プロトコルの上に構築されているため、認証フローの一環として SSH キーを含めることができます。SSH キーは、Workato を SFTP サーバーに対して認証するため、ユーザー ID/パスワードと組み合わせて使用することも、個別に使用することもできます。これにより、公開鍵と秘密鍵の SSH 暗号化によってコネクションのセキュリティを強化できます。

コネクションの設定

SFTP コネクションの設定

入力項目	説明
Connection name	このコネクションに対して、接続先の SFTP サーバーを識別する一意の名前を付けます。
Auth type	使用する認証方法を選択します。
Username	接続する SFTP サーバーのユーザーID。
Password	接続する SFTP サーバーのパスワード資格情報。
Private key	[Auth type] が [Public/private key] の場合のみ使用。 接続する SFTP サーバーの SSH 秘密鍵。
Hostname	SFTP サーバーのアドレス。
Port	SFTP のデフォルトポートは 22 です。
Host key fingerprint	SSH 公開鍵のハッシュ。
Transfer buffer size	ファイルの転送に使用されるバッファーのサイズ。
Force close	各トランザクションの最後に SSH 接続をシャットダウンします。SFTP サーバーの接続の試行がスタックする場合は、これを切り替えてください。そうでない場合は、空白のままにします。

その他の関連する章 :

SFTP コネクターのドキュメントには以下の章があります。

• New/updated file in directory (ディレクトリ内の新規/更新されたファイル)
• New/updated CSV file in directory (ディレクトリ内の新規/更新された CSV ファイル)
• Create folder (フォルダーの作成)
• List directory (ディレクトリのリスト)
• Get file information (ファイル情報の取得)
• Upload file (ファイルのアップロード)
• Download file (ファイルのダウンロード)
• Download large file (大きなファイルのダウンロード)
• Rename file (ファイル名の変更)
• Remove file (ファイルの削除)