# Zoom - ベストプラクティス
Workato での Zoom を使用したワークフロー開発作業を容易にするベストプラクティスをまとめました。
# Zoom でのトリガーイベントのフィルタリング
Zoom コネクターは組織レベルで機能するため、ジョブはユーザーにかかわらず作成されることになります。必要なイベントのみをフィルタリングするには、Zoom の追跡フィールドを活用して、ミーティングまたはウェビナーの目的を定義します。追跡フィールドを使用すると、ミーティングまたはウェビナーの目的を定義できるため、営業電話やマーケティングウェビナーなどのラベルを付けることができます。追跡フィールドの詳細については、こちら (opens new window)を参照してください。
Zoom コネクターでイベントがトリガーされると、この追跡フィールドを使用してイベントをフィルタリングできます。以下に、Department
と目的のために設定した2つの追跡フィールドの例を示します。これらのフィールドは必須にでき、ミーティングの部署や目的を示すのに役立ちます。
ユーザーが Zoom ミーティングをスケジュールする際、そのラベル付けに役立つ追加のフィールドがあります。この追跡フィールドは、Zoom Web UI または API を介してミーティングやウェビナーに割り当てることができます。
Zoom でイベントがトリガーされたとき、それらのトリガーをリッスンするレシピを設定できます。以下の例は、Zoom で開始される新規ウェビナーをリッスンするレシピを示しています。そのウェビナーに割り当てられた追跡フィールドをチェックすることで、ウェビナーが社内の全社会議ではなくマーケティング関連のミーティングであることを確認できます。以下の例では、ウェビナーの Purpose
が Marketing
以外のものである場合にジョブを停止します。
# ウェビナーの結果を簡単に理解する
Zoom のウェビナーには、出席者から簡単にデータを収集できる優れた手段があります。それらを使用することで、投票を実施したり、出席者との質疑応答 (Q&A) セッションを行ったりすることもできます。主な機能の1つとして、Zoom からウェビナーの結果データを、読みやすいテンプレート化された形式でメッセージ送信できることが挙げられます。この機能が非常に役立つのは、このデータを Salesforce に送信して、営業担当者が特定の登録者の投票結果をより簡単に読み取れるようにするような場合です。
最初のステップは、Workato でメッセージテンプレートを作成することです。メッセージテンプレートは、データのリストを目的のデザインの別の形式に変換する構造化された手段です。以下の例は、Webinar poll
という新規テンプレートを示しています。このテンプレートは質疑応答の配列を受け入れます。
[
{
"name": "Array",
"type": "array",
"optional": false,
"properties": [
{
"name": "Question",
"type": "string",
"optional": false,
"control_type": "text"
},
{
"name": "Answer",
"type": "string",
"optional": false,
"control_type": "text"
}
]
}
]
[Template body] セクションには、以下のテキストが入力されています。
Webinar poll answers:
{{#Array}}
Question: {{Question}}
Answer: {{Answer}}
{{/Array}}
ウェビナーから投票結果を取得するレシピに戻り、作成したこのメッセージテンプレート Webinar poll
を使用して、人間が理解できる形式のメモを作成できます。
Webinar poll
メッセージテンプレートと取得した投票結果を使用してこのメッセージを作成した後、それを使用して、Salesforce 内のこの特定の連絡先に添付するメモを作成しました。
このレシピ全体はこちら (opens new window)で確認できます。
Last updated: 2023/8/31 1:07:14