# ステップのスキップ
ステップをスキップすると、リピートステップや条件付きステップなどのアクションまたはアクションのブロックは、レシピの実行時に無視されます。これは、以下の場合に役立ちます。
- レシピの段階的作成 : 最初にレシピ全体の大まかなロジックを作成してからレシピを部分的に設定してテストする場合、現在設定していないアクションはスキップするようにします。
- さまざまなロジックフロー間での繰り返し : 1つのレシピでさまざまなロジックの手法を試している場合は、各手法に関連するステップを順番にスキップして、どれがうまくいくのかを繰り返しテストすることができます。
- レシピの構築時におけるステップの不具合 : 接続の切断、間違った formula、設定漏れにより、設計時のエラーが発生した場合は、それらのステップをスキップして、以降のレシピを引き続きテストすることができます。
レシピを開始するにはトリガーが必要になるため、Workato ではトリガーをスキップすることはできません。
WARNING
スキップされたアクションのデータピルは、その後のアクションで使用することはできません。
スキップされたステップは実行時に処理されないためデータピルは利用できない
# ステップのスキップの使用方法
[Skip step]アイコンをクリックしてステップをスキップします。アクションの上にカーソルを置くと、アイコンが表示されます。
ステップのスキップアイコン
スキップされたステップはハッシュ化されます。[Unskip step] アイコンを選択すると、ステップはレシピのロジックに戻ります。
[Unskip step] アイコン
キーボードショートカット
ステップの選択時に、キーボードショートカット (Cmd
+ /
または Ctrl
+ /
) を使用して、スキップとスキップ解除を切り替えます。
# スキップアクションブロック
個々のアクションをスキップするのではなく、スキップアクションブロックでアクションの論理的グループをスキップします。
スキップ モードは、以下のアクションブロックのいずれにも適用できます。
- 条件付きブロック
- リピートブロック
- エラー監視ブロック
これは、制御フローと同様に機能します。条件付きステートメントは、条件付きアクションと論理的に紐付けられています。したがって、条件付きブロックがスキップされると、ネストされたステップもスキップされます。
スキップされたリピートブロック。ネストされたすべてのアクションは実行時に処理されない
# スキップアクションブロックの使用方法
リピート ステップなどの親ステップでブロックのスキップを選択して、アクションブロックをスキップします。これは、1つのステップをスキップするのと同じ処理です。
アクションブロックの親ノードがスキップされると、ネストされたすべてのステップが自動的にスキップされます。
アクションブロックのスキップを元に戻すには、親ノードでスキップ解除を選択する必要があります。スキップされたアクションブロック内にネストされている1つのアクションステップだけのスキップを解除することはできません。ブロック全体をスキップおよびスキップ解除するか、ブロックをアクティブにしたまま、その子ステップを直接スキップおよびスキップ解除することができます。
ブロックのスキップ
スキップされたブロックのデータピル
スキップされたブロック内のすべてのステップは、実行時には利用できません。
# スキップされたステップのデータピルで起きる現象
ステップをスキップすると、レシピを実行しようとするときに、依存するすべてのステップも同様にスキップされます。スキップされたステップのデータピルに依存する後続のアクションは、エラーを返します。
たとえば、このレシピはテスト中にエラーを返します。このステップでは、以前にスキップされたステップのデータピルを参照しています。
スキップされたステップやブロックのデータピルは使用できない
Last updated: 2023/8/31 1:07:14