# Workbot for Slack の Block kit


Block Kit (opens new window) は Slack の UI フレームワークです。これを使用すると、Slack 向けのメッセージを作成する際の管理性と柔軟性が高まります。

ユーザーは「ブロック」を積み重ねたり、各ブロックの順番や外観、および各ブロック内の要素をカスタマイズしたりできます。以下の表にブロックの種類と、それに対応するアクションを示します。

ブロックは、以下の Slack サーフェスで使用できます。

サーフェス 対応するアクション
メッセージ Post messagePost command reply
モーダル モーダルのオープン/更新またはプッシュ
アプリホーム アプリホームビューの公開

# メッセージの Attachment との互換性

これまで、Post message と Post command reply はメッセージの Attachments を使用してメッセージを構築していましたが、ブロックもメッセージの Attachments と一緒に使用できるようになりました。

任意で2番目の Attachments を指定し、定義したブロックの下に表示させることもできます。

# メッセージの Attachments と併用した場合のブロックの動作

  • ブロックとメッセージの Attachments の両方が定義されている場合、ブロックは常に、メッセージの Attachments の上に表示されます。 ブロックとメッセージの Attachments

  • ブロックが1つでも定義されている場合は、 [Message text] フィールドの入力データが Slack の通知メッセージとして使用されます。

[Message text]

# サポートされているブロック

以下の表に、サポートされているブロックを示します。

ブロック 説明
テキストを含むセクション テキストを表示します。
画像を含むセクション テキストと併せて画像サムネイルを表示します。
ボタンを含むセクション テキストと併せてボタンを表示します。

ボタンの送信時、ボタンは別のレシピを呼び出し、そのボタンが持つコマンド入力値を渡します。
フィールドを含むセクション セクションのテキストを表示し、その下にタイトルと値からなるフィールドの配列を2列で表示します。フィールドの最大数は10です。各フィールドのテキストの最大長は2000文字です。
選択メニューを含むセクション テキストと併せて選択メニューを表示します。ユーザーの選択、会話の選択、チャンネルの選択といった、Slack の組み込みの動的メニューをサポートします。カスタマイズした独自の動的メニューを定義することもできます。

送信時、メニューオプションは別のレシピを呼び出し、そのオプションが持つコマンド入力値を渡します。
オーバーフローメニューを含むセクション テキストと併せてオーバーフローメニューを表示します。静的なオーバーフローメニューや動的に生成されるオバーフローメニューをサポートします。

送信時、オーバーフローメニューのオプションは別のレシピを呼び出し、そのオプションが持つコマンド入力値を渡します。
日付選択のカレンダーを含むセクション テキストと併せて日付選択のカレンダーを表示します。

日付の選択時、日付選択のカレンダーは別のレシピを呼び出し、日付パラメータを通して、選択された日付を渡します。この日付パラメータの名前はカスタマイズできます。

必要に応じて、追加のコマンド入力値を日付パラメータとともに渡すこともできます。
リピートブロックグループ これは特殊なブロックタイプであり、Workato bot プラットフォームでのみ利用可能です。リピートブロックグループを使うと、パターンとして使用する一連のブロックを定義できます。既存のリストを反復処理し、そのリストの項目をパターン内のブロックのフィールドにマッピングすることで、リピートブロックを動的に生成できます。
区切り線
のようなコンテンツの区切り線です。メッセージ内のさまざまなブロックの分割に使用されます。
画像 指定された公開 URL を使用して画像を表示します。
アクション ボタン、オーバーフローメニュー、選択メニュー、日付選択のカレンダーといった、さまざまなインタラクティブな要素を保持できるブロックです。
コンテキスト メッセージのコンテキストを表示します。これには画像とテキストの両方を含めることができます。すべての画像とテキストは、現れた順番に結合され、一続きになります。

# 制限事項

# ブロックの最大数

以下の表は、Slack が1つのサーフェスへの発行を許可しているブロックの最大数を示しています。

サーフェス ブロックの最大数
メッセージ 50
モーダル 100
アプリホーム 100

# Block kit 要素内の文字数制限

Slack のサーフェスに投稿する際、Workbot は valueaction_id というフィールドを使用して、bot のコマンドとパラメータを渡します。これらのフィールドには文字数制限があります。bot のコマンドとコマンド入力値はユーザーが使用できるように開放されていますが、Workbot は9文字を内部使用のために予約しています。また、スペースも文字数としてカウントされます。

WARNING

ボタン/メニューオプション送信コマンド、コマンド入力値、スペース、および9文字 (Workbot の内部使用) は、結合されたうえで valueaction_id を通して渡されるため、同一の文字数制限を共有しています。

以下の表では、Block kit の要素の文字数制限を示します。

Block kit の要素 文字数にカウントされるもの 文字数制限 ペイロードで使用されるフィールド サーフェス
ボタンを含むセクション

アクション: ボタン
  • ボタン送信コマンド
  • コマンド入力値
  • Workbot の内部使用 (9文字)
  • スペース
2000 value
  • メッセージ
  • アプリホーム
  • モーダル
選択メニューを含むセクション
  • メニューオプション送信コマンド
  • コマンド入力値
  • Workbot の内部使用 (9文字)
  • スペース
255 action_id
  • メッセージ
  • アプリホーム
  • モーダル
アクション: 選択メニュー
  • メニューオプション送信コマンド
  • コマンド入力値
  • Workbot の内部使用 (9文字)
  • スペース
75 value
  • メッセージ
  • アプリホーム
  • モーダル
オーバフローメニューを含むセクション

アクション: オーバーフローメニュー
  • メニューオプション送信コマンド
  • コマンド入力値
  • Workbot の内部使用 (9文字)
  • スペース
75 value
  • メッセージ
  • アプリホーム
  • モーダル
日付選択のカレンダーを含むセクション

アクション: 日付選択のカレンダー
  • メニューオプション送信コマンド
  • コマンド入力値
  • Workbot の内部使用 (9文字)
  • スペース
255 action_id
  • メッセージ
  • アプリホーム
  • モーダル
選択メニューの入力
*タイプ: カスタム、ダイナミック*
このオプションが選択されたときに渡される値 75 value モーダルのみ
ラジオボタンを含むセクション
  • メニューオプション送信コマンド
  • コマンド入力値
  • Workbot の内部使用 (9文字)
  • スペース
75 value モーダルのみ
チェックボックスの入力 75 value モーダルのみ
ラジオボタンの入力 75 value モーダルのみ


Last updated: 2023/8/31 1:07:14