# ダイナミックメニュー

ダイナミックメニューの仕組み 概要

ダイアログを表示する Workbot コマンドレシピでは、実行時に使用可能になるダイナミックメニューオプションとともに select 項目を定義できます。

ダイナミックメニュー ダイナミックメニューオプションのある Workbot コマンドレシピ

実行時のメニューオプション 実行時に生成されるメニューオプション

ダイナミックメニューオプションは、2つ目の「ダイナミックメニューレシピ」により生成されます。その名前が示すように、このレシピには以下の3つの重要な機能があります。

  1. ダイアログ内のダイナミックメニューからのダイナミックメニューイベントを監視する。
  2. メニューオプションを生成する。
  3. メニューオプションを1つ目のコマンドレシピに返す。

# ダイナミックメニューオプションでの Workbot パラメータの設定

Workbot コマンドレシピで、以下の手順を実行します。

  1. パラメータを作成します。
  2. [Dialog control type] で [Select] を選択します。
  3. [Menu options] で [Dynamic] を選択します。
  4. [Dynamic menu recipe] に、メニューオプションを生成するダイナミックメニューレシピのレシピ ID を入力します。この時点までに、ダイナミックメニューレシピが作成済みである必要があります。ダイナミックメニューレシピの詳細については、ダイナミックメニューレシピを参照してください。
  5. (任意) ダイナミックメニューレシピにさらに情報を送信するには、[Dynamic menu recipe params] 項目を使用してパラメータを渡します。詳細については、New dynamic menu event トリガーを参照してください。

ダイナミックメニュー ダイナミックメニューオプションのある Workbot コマンドレシピ

ユーザーがダイアログのダイナミックメニューフィールドに入力すると、イベントがダイナミックメニューレシピに送信されます。

実行時のメニューオプション 実行時に生成されるメニューオプション

# Post dialog アクションのダイナミックメニューオプションでの Workbot パラメータの設定

Post dialog アクションで、ダイナミックメニュー項目を設定することもできます。[Dialog form fields] で、以下のように JSON を設定します。

[
  {
    "type": "select",
    "name": "your_parameter",
    "label": "Your parameter",
    "optional": false,
    "data_source": "external",
    "dynamic_menu_recipe":  "28748",
    "dynamic_menu_recipe_params": "stagename: Closed Won",
    "min_query_length": 3
  }
]

Post dialog アクションでのダイナミックメニューの設定 JSON を使用したダイナミックメニュー項目の設定

項目 説明
type このパラメータの項目のタイプ。ドロップダウンメニュー (ダイナミックメニューも含む) には select を使用します。
name パラメータの API 名。例 stagename
label パラメータの表示名。例 Stage name
optional true の場合、この項目をスキップして、ダイアログを送信できます。
data_source Slack でダイナミックメニューを持つフィールドに必要です。値は external でなければなりません。
dynamic_menu_recipe ダイナミックメニューオプションを生成して、このレシピに返す、ダイナミックメニューレシピの ID。
dynamic_menu_recipe params カンマ区切りのパラメータを使用して、ダイナミックメニューレシピに追加情報を渡します。例
              stagename: Closed Won, closed: true
min_query_length イベントがダイナミックメニューレシピに送信されるために、ユーザーにより入力される必要がある最低文字数。

# ダイナミックメニューレシピ

ダイナミックメニューレシピには以下の3つの重要な機能があります。

  1. ダイアログ内のダイナミックメニューからのダイナミックメニューイベントを 監視 する。
  2. メニューオプションを 生成 する。
  3. メニューオプションを1つ目のコマンドレシピに 返す。

一般的なダイナミックメニューレシピは、以下の要素から構成されます。

  1. New dynamic menu event トリガー

  2. アプリ (Salesforce など) を検索し、レコードを取得するアクション。検索クエリーは通常、 New dynamic menu event トリガーの出力からの「typeahead」の Value データピルを使用して絞り込まれます。 ダイナミックメニューイベントはユーザーがダイナミックメニューフィールドに3文字入力すると発生するため、「typeahead」の Value データピルにはユーザーにより入力された3つ以上の文字が含まれます。  を使用した検索の絞り込み typeahead を使用した検索の絞り込み

  3. Return menu options アクション

一般的なダイナミックメニューレシピ 一般的なダイナミックメニューレシピ

# Enterprise Workbot でのダイナミックメニュー機能の設定

Enterprise ボットを使用している場合は、まず Slack でボットの Options Load URL を設定する必要があります。これは、Workbot に対するダイナミックメニューイベントを Workato が受信する URL です。

Slack アプリの設定ページで、以下の順に選択します。

[Features] > [Interactive Components] > [Message Menus]

[Options Load URL] に、以下の形式で URL を入力します。

https://www.workato.com/slack_webhooks/data_source?coak_id=1234 (opens new window)

「1234」はボットのカスタム OAuth ID です。この ID は、ボットのカスタム OAuth プロファイルの URL で確認できます。

カスタム OAuth ID


Last updated: 2023/8/31 1:07:14