# BigQuery - Select (選択) アクション

# 行の選択

このアクションを使用すると、WHERE 述語によって定義される特定の条件に基づいて行を選択できます。このアクションの出力として、WHERE 述語に一致する選択したテーブルの行が返されます。このアクションを実行し、BigQuery でジョブが実行されてから60秒以内にデータが返されない場合、Workato はジョブを一定期間スリープ状態にした後、データが BigQuery から取得可能かどうかを確認します。この動作は、[Wait for query to complete?] 入力項目で制御されます。

# 入力項目

項目 説明
Project クエリーの課金対象となる、コネクションで利用可能なプロジェクトです。
Dataset アクションまたはトリガーが使用可能なテーブルをプルする元となるデータセットです。
Table データセット内のテーブルです。
WHERE Predicates 述語を使用して Where 条件を作成します。すべての述語は AND 条件で結合されていると想定されます。より複雑なクエリーでは、カスタム SQL を使用して行を選択できます。
Wait for query to complete? 時間にかかわらずクエリーの完了を待機する場合は [True] に設定します。[False] に設定すると、クエリーの実行を最大60秒待機してから、ジョブ ID のみが返されます。結果を取得するには Get batch of rows by Job ID アクションを使用できます。
Output columns テーブルを選択したら、返したい列を選択することもできます。レシピに必要なものだけを選択することで、ジョブのスループットとレシピの全体的な効率が向上します。
Order by このアクションから返される行は、[Order by] 入力項目に基づいて並べ替えることができます。この項目を使用して、BigQuery データベースの行のデフォルトの順序を変更できます。
並べ替えを行う各列の順序の方向を定義することもできます。以下の Order by 文は、昇順の priority に続いて、降順の created_date (新しい順) で行を並べ替えます。
priority asc, created_date desc
Limit この入力項目は、返される行の最大数を決定します。デフォルトの上限は50,000です。空白のままにすると結果セット全体が返されます。すべての行を取得するには、クエリー結果の取得アクションを使用して、より多くの行を取得する必要があります。
Offset この入力項目は、結果セット全体から結果のページのみを取得するオプションを提供します。たとえば、選択した結果セットの最初の100行をスキップするには、この項目に「100」 と入力します。デフォルトは0です。
Location ジョブを実行する地理的な場所です。この項目はほとんどの場合必要ありません。

# 出力項目

項目 説明
Rows 行の配列です。行オブジェクトの各データピルは単一の列に対応します。
Kind 実行されたジョブの種類です。これは queryResponse である必要があります。
Job reference ジョブ自体の詳細情報です。このオブジェクトはプロジェクト ID、ジョブ ID、およびクエリーの場所を返します。より多くの結果が必要な場合、クエリー結果の取得アクションを使用してより多くの行を取得できます。
Total rows このクエリーによって返された行の合計数です。クエリー結果の取得アクションを使用してページネーションを行う場合に便利です。
Etag テーブルまたは結果のスキーマです。
Jobs complete 常に [Done] である必要があります。
Total Bytes processed by the query このアクションにより処理されたバイトの総数で、BigQuery の課金対象となります。

# カスタム SQL を使用した行の選択

このアクションを使用すると、カスタム SQL クエリーに基づいて行を選択できます。クエリーから返される行は、このアクションの出力として返されます。このアクションを実行し、BigQuery でジョブが実行されてから60秒以内にデータが返されない場合、Workato はジョブを一定期間スリープ状態にした後、データが BigQuery から取得可能かどうかを確認します。この動作は、[Wait for query to complete?] 入力項目で制御されます。

# 入力項目

項目 説明
Project クエリーの課金対象となる、コネクションで利用可能なプロジェクトです。
Query 実行するクエリーです。クエリーではバインド変数を指定できます。これは安全のためパラメーター化されます。バインド変数は @ キーワードで宣言してください。
Parameters これによりクエリーをパラメーター化できます。クエリーにバインド変数を指定する場合、ここにバインド変数を入力する必要があります。たとえば、クエリーが select * from table where id = @id である場合、バインド変数は @id で、パラメーターは id になります。
Output fields クエリーの出力項目を手動で定義する場合に使用します。出力に付けられる名前は、予期される列名と同一である必要があります。
Wait for query to complete? 時間にかかわらずクエリーの完了を待機する場合は [True] に設定します。[False] に設定すると、クエリーの実行を最大60秒待機してから、ジョブ ID のみが返されます。結果を取得するには Get batch of rows by Job ID アクションを使用できます。
Location ジョブを実行する地理的な場所です。この項目はほとんどの場合必要ありません。

# 出力項目

項目 説明
Rows 行の配列です。行オブジェクトの各データピルは単一の列に対応します。
Kind 実行されたジョブの種類です。これは queryResponse である必要があります。
Job reference ジョブ自体の詳細情報です。このオブジェクトはプロジェクト ID、ジョブ ID、およびクエリーの場所を返します。より多くの結果が必要な場合、クエリー結果の取得アクションを使用してより多くの行を取得できます。
Total rows このクエリーによって返された行の合計数です。クエリー結果の取得アクションを使用してページネーションを行う場合に便利です。
Etag テーブルまたは結果のスキーマです。
Jobs complete ジョブの状態です。ほとんどの場合、クエリーが正常に完了していれば、この値は [DONE] になります。Wait for query to complete? が [False] に設定されており、クエリーの実行に60秒以上かかる場合、この値は [PENDING] になります。
Total Bytes processed by the query このアクションにより処理されたバイトの総数で、BigQuery の課金対象となります。

# カスタム SQL を使用した行の選択とテーブルへの挿入

このアクションを使用すると、カスタム SQL クエリーに基づいて行を選択できます。ここには、 Destination table などのさらに多くのオプションの入力項目があります。これにより、後から使用できる一時的なテーブルにクエリー結果を保存できます。

# 入力項目

項目 説明
Project クエリーの課金対象となる、コネクションで利用可能なプロジェクトです。
Query 実行するクエリーです。クエリーではバインド変数を指定できます。これは安全のためパラメーター化されます。バインド変数は @ キーワードで宣言してください。
Parameters これによりクエリーをパラメーター化できます。クエリーにバインド変数を指定する場合、ここにバインド変数を入力する必要があります。たとえば、クエリーが select * from table where id = @id である場合、バインド変数は @id で、パラメーターは id になります。
Output fields クエリーの出力項目を手動で定義する場合に使用します。出力に付けられる名前は、予期される列名と同一である必要があります。
Wait for query to complete? 時間にかかわらずクエリーの完了を待機する場合は [True] に設定します。[False] に設定すると、クエリーの実行を最大60秒待機してから、ジョブ ID のみが返されます。結果を取得するには Get batch of rows by Job ID アクションを使用できます。
Destination table クエリー結果の保存先のテーブルを指定できます。
Location ジョブを実行する地理的な場所です。この項目はほとんどの場合必要ありません。

# 出力項目

項目 説明
Rows 行の配列です。行オブジェクトの各データピルは単一の列に対応します。
Kind 実行されたジョブの種類です。これは queryResponse である必要があります。
Job reference ジョブ自体の詳細情報です。このオブジェクトはプロジェクト ID、ジョブ ID、およびクエリーの場所を返します。より多くの結果が必要な場合、クエリー結果の取得アクションを使用してより多くの行を取得できます。
Total rows このクエリーによって返された行の合計数です。クエリー結果の取得アクションを使用してページネーションを行う場合に便利です。
Etag テーブルまたは結果のスキーマです。
Jobs complete 常に [Done] である必要があります。
Total Bytes processed by the query このアクションにより処理されたバイトの総数で、BigQuery の課金対象となります。


Last updated: 2023/8/31 1:07:14