# OpenAPI

OpenAPI コネクターは、OpenAPI 仕様を使用して API エンドポイントを記述するあらゆるアプリケーションとの連携に使用できる、ユニバーサルコネクターです。

: 最適なエクスペリエンスを得るには、このコネクターを RESTful API (opens new window) とともに使用することをお勧めします。詳細については、「制限事項」セクションを参照してください。


# 基本情報

# OpenAPI とは

OpenAPI は、RESTful Web サービスの記述、作成、使用、および視覚化のための、コンピューターで読み取り可能なインターフェイスとして機能する仕様です。

OpenAPI ドキュメントは、Swagger ファイルとも呼ばれ、以下のようなさまざまな目的で使用できます。

  • API ドキュメントの生成
  • 多様なプログラミング言語でのサーバーとクライアントの生成
  • テストケースの生成の自動化
  • その他

詳細については、OpenAPI のリソース (opens new window)を参照してください。

# Swagger ファイルとは

Swagger ファイルは、API において使用できるエンドポイントを記述します。このファイルには以下のデータが含まれます。

  • エンドポイントメソッド
  • エンドポイントパス
  • ヘッダー
  • パラメータとクエリー文字列
  • リクエストとレスポンスのスキーマ

たとえば、こちらのサンプル Swagger ファイル (opens new window)の以下の箇所では、POST /pet エンドポイントを記述しています。

paths:
  /pet:
    post:
      tags:
        - pet
      summary: Add a new pet to the store
      operationId: addPet
      requestBody:
        $ref: https://api.swaggerhub.com/domains/Colon-Org/PetStore-Objects/1.0#/components/requestBodies/PetRequest
      responses:
        '405':
          description: Invalid input
      security:
        - petstore_auth:
            - 'write:pets'
            - 'read:pets'

# OpenAPI コネクターで行えること

OpenAPI コネクターはユーザー指定の Swagger ファイルを解析し、そのファイルの内容に従って、Workato 内でアクション、入出力項目、オブジェクトといったユーザーインターフェイスを生成します。ただし、コネクターの品質は Swagger ファイルの内容に依存します

インターフェイスをカスタマイズする必要がある場合は、OpenAPI コネクターをテンプレートとして使用して、カスタムコネクターを作成できます。たとえば、自分のコネクターにカスタムアイコンや認証が必要な場合は、OpenAPI コネクターをスタートポイントとして使用し、それを必要に応じてカスタマイズできます

# OpenAPI コネクターを使用すべき場合

OpenAPI コネクターの使用は、以下の条件すべてに該当する場合に検討してください。

1

アプリケーション固有のコネクターとして利用できるものがない。

2

アプリケーションにより Swagger ファイルが提供されている。

3

Swagger ファイルに記述されている API が REST 規格 (opens new window)に従っている。

以下の図を利用すると、どのようなときに OpenAPI コネクターの使用を検討すべきであり、どのときに他のコネクターを使用したり、カスタムコネクターを作成したりすべきかを知ることができます。

Workato UI 内でハイライトされているオブジェクトピッカーフィールド

# OpenAPI コネクターを使用してカスタムコネクターを作成する方法

OpenAPI コネクターを使用するとアプリケーションにすばやく簡単に接続することができますが、その一方で、特定のアプリケーションに対するカスタムコネクターを作成したほうがよい場合もあります。

たとえば、以下のようなケースです。

  • アプリケーションの名前とアイコンを使用して UX を改善したい
  • コネクションの設定を簡素化したい
  • カスタム認証フローを実装したい

詳細については、「OpenAPI コネクターを使用したカスタムコネクターの作成」ガイドを参照してください。

: コネクターのコードをカスタマイズすると、新しいバージョンへのアップグレードが複雑になることがあります。詳細については、「OpenAPI コネクターのソースコードのアップグレード」ガイドを参照してください。


# サポートされている機能

# Swagger のバージョンと形式

OpenAPI コネクターでは、以下の Swagger のバージョンと形式がサポートされています。

指定する Swagger ファイルは有効な YAML または JSON であり、サポートされているいずれかのバージョンの仕様に準拠している必要があります。

# 認証方法

OpenAPI コネクターでは、以下の認証方法がサポートされています。

  • 認証なし
  • 基本認証
  • ヘッダー認証
  • クエリーパラメータ認証
  • OAuth 2.0: 認証コード付与
  • OAuth 2.0: クライアント資格情報付与
  • OAuth 2.0: リソース所有者パスワード付与

詳細については、「OpenAPI コネクターの認証」ガイドを参照してください。

# インターフェイスのカスタマイズ

OpenAPI コネクターは、指定された Swagger ファイルの内容に基づいて、ユーザーインターフェイスを自動的に生成します。ユーザーエクスペリエンスを向上させるために、以下の要素をカスタマイズできます。

  • オブジェクト名とヒント
  • フィールド名とヒント
  • 外部ドキュメントへのリンク
  • API 操作の分類
  • 無視するフィールド

詳細と例については、「OpenAPI ユーザーインターフェイスのカスタマイズ」ガイドを参照してください。


# アクション

OpenAPI コネクターでは、以下のアクションがサポートされています。

  • Create record
  • Update record
  • Search records
  • Get record details by ID
  • Execute operation
  • Delete record
  • カスタムアクション

指定された Swagger ファイルを OpenAPI コネクターが解析する際、API 操作は上記のサポートされているアクションのいずれかに割り当てられます。たとえば、pet レコードを新規作成するエンドポイントは、 Create record (レコードの作成) アクションに割り当てられます。

詳細と例については、「OpenAPI ユーザーインターフェイスのカスタマイズ」ガイドを参照してください。


# 制限事項

OpenAPI コネクターを使用する場合は、以下のことに注意してください。

  • コネクターの品質は Swagger ファイルの内容に依存します。 レシピエディターのユーザーインターフェイスは、Swagger ファイルの内容から作成されます。たとえば、Swagger ファイルに API 操作やリクエスト/レスポンスフィールドが記述されていない場合、エンドユーザーのエクスペリエンスは理想的にはなりません。

  • このコネクターは、RESTful API で使用するように構築されています。 最適なエクスペリエンスを得るには、このコネクターを RESTful API (opens new window) で使用することをお勧めします。REST 以外の API を使用することもできますが、API 操作をアクションに分類する際に問題が発生する場合があります。


# 設定

OpenAPI コネクターを使用し始める準備は整っていますか。以下のガイドを参照してください。


Last updated: 2023/8/31 1:07:14