# 管理コンソールの設定

現在、管理コンソールの設定ページでは、パートナーが全顧客の監査ログの複製の設定を一度の設定で制御できるようになっています。

監査ログのストリーミング機能を使用すると、ジョブレポート、レシピステップの詳細、ユーザーアクティビティを含む顧客の監査ログアクティビティすべてを、ログプロバイダにストリーミングすることができます。この機能はアドオンです。この機能の詳細や、有効にする方法については、Workato の担当者にお問い合わせください。

有効にすると、Workato が顧客アカウントのジョブとイベントごとに JSON ファイルを作成し、それを HTTP POST メソッドで希望のプロバイダに保存します。

# 監査ログのストリーミング

監査ログのストリーミング 管理コンソールの監査ログ設定

監査ログのストリーミングでは、一度設定するだけで、すべての顧客アカウントとパートナー自身の管理者アカウントの監査イベントを、単一の宛先に保存できます (マスター設定)。

監査イベントには次のようなものがあります。

# JSON ファイルの詳細

Workato では、イベントごとに JSON ファイルが作成されます。ファイルのパスと名前の形式は、次のとおりです。

項目 説明
パス user_id/jobs/recipe_id/YYYYMMDD/formatted_job_id/

formatted_job_id は、ジョブ ID の左側に0を埋め込んで21桁に拡張し、3文字ごとに / で区切った形式です。

例 : ジョブ ID が100である場合、000/000/000/000/000/000/100という形式になります。
名前 user_id-recipe_id-job_id-YYYYMMDDHHMMSS-status.json

status は、ジョブの完了ステータス (succeeded または failed) です。

例 : 5234-234-100-20180521000000-succeeded.json

例 : 5234/jobs/234/20180521/000/000/000/000/000/000/100/5234-234-100-20180521000000-succeeded.json

監査ログの JSON 形式は、必要に応じてカスタマイズできます。たとえば、宛先のアプリケーションでイベントログを自動処理できるように、ソースアプリケーション (Workato など) を追加する必要がある場合もあります。

[Customize log message] のセクションでは、カスタムのログメッセージを作成し、特定の JSON 形式で監査ログイベントを含めることができます。 は、Workato が JSON 形式で実際の監査ログイベントメッセージを置き換えるために使用するプレースホルダです。

{
  "source": "workato",
  "environment": "staging",
  "hostname": "workato_cloud",
  "logEntries": {{log_message}}
}

注意

JSON が無効な場合、または プレースホルダが含まれていない場合、Workato はカスタマイズを行わずにデフォルトのログメッセージを送信します。

# JSON ファイルから顧客を特定する

ジョブの詳細に関連するログファイルの場合はすべて、JSON ファイルの context ブロックに user_id パラメータと user_external_id パラメータが含まれています。この2つの ID は、Workato の顧客 ID と、その顧客にパートナーが指定した外部 ID です。

監査ログのストリーミング ジョブイベントの JSON ファイルのサンプル

ユーザーアクティビティに関連するログファイルの場合はすべて、JSON ファイルの user ブロックと team ブロックに、それぞれ id パラメータと external_id パラメータがネストされています。team ブロックの ID は顧客アカウントを表し、user ブロックの ID はそのアクションを実行した特定の顧客チームメンバーを表しています。

監査ログのストリーミング ユーザーアクティビティイベントの JSON ファイルのサンプル

顧客または顧客チームメンバーの作成時にパートナーが外部 ID を指定しなかった場合、external_id の値は null になります。

# 一意の監査ログの保存先を設定する

パートナーは、監査ログの複製の設定を顧客ごとに個別に指定できます。この設定は、前述のマスター設定がオフになっている限り、各顧客アカウントの設定ページから行えます。したがって、顧客ごとに独自の監査ログの保存先を設定する必要がある場合、管理コンソールのマスター設定は使用できません。


Last updated: 2024/1/12 16:26:53