# エラー通知メール
エラー通知を2分で設定
ジョブでは、トリガーイベントの取得やアクションの実行を試行している際に、エラーが生じることがあります。この記事では、トリガーエラーとアクションエラーについて簡潔に説明します。また、Workato のエラー通知ポリシーと連続的にエラーが生じるレシピに対処する方法についても取り上げます。
# トリガーエラー
トリガーエラーは、レシピがトリガーアプリのポーリングによってトリガーイベントを取得しようとするときに発生します。レシピは、以下の場合にトリガーイベントの取得に失敗することがあります。
- コネクションが無効になり、レシピがアプリに正常に接続できない場合。通常は、Unauthorized エラーメッセージが表示されます。
- 接続したユーザーが、トリガーイベントを取得するための適切な権限を持っていない場合。通常は、Unauthorized エラーメッセージが表示されます。
- アプリでのスキーマの変更がスキーマの更新を通じてレシピに反映されていないことなどが原因で、レシピが破損している API 呼び出しを実行した場合。
- レシピが API 呼び出しを実行し、トリガーイベントを待機している間にタイムアウトした場合。通常、これは API サーバーの一時的なダウンタイムなどによる一時的なエラーです。
- 適用されたトリガーフィルターが論理的に正しくない場合 (整数に対して null 値をチェックする場合など)。このような場合は、レシピを適切に実行するために、トリガーフィルターを修正する必要があります。
# トリガー警告
トリガーエラーが生じた場合、レシピはトリガー警告を表示しますが、トリガーイベントのポーリングを継続します。いかなるジョブも作成されず、レシピは処理するトリガーイベントを取得することもできなかったため、失敗したジョブはジョブレポートに反映されません。
次のケースでは、レシピに記録されたスキーマがアプリのスキーマと一致しないために、トリガー警告が生成されました。この警告は、トリガーエラーを解決する方法としてスキーマの更新を提案しています。展開すると、エラーの詳細を表示できます。
更新が必要な古いスキーマが原因で、レシピで表示されたトリガー警告
# Workato によって停止されるレシピ
レシピで60個のトリガーエラーが生じた場合、トリガーの設定またはコネクションに修正が必要な一時的ではない重大なエラーがあると想定され、そのレシピは Workato によって自動的に停止されます。
60個のトリガーエラーが原因で停止されたレシピ
レシピが60個のトリガーエラーが原因で停止した場合、メール通知が Workato アカウントの所有者に送信されます。
# アクションエラー
アクションエラーは、レシピがアクション (新しいリードレコードの作成や Salesforce での特定のアカウントの検索) を実行しようとしたものの、失敗した場合に生じます。アクションは、以下の場合に失敗することがあります。
- アプリで無効な入力が行われた場合。たとえば、請求書の小計金額では数値が必要ですが、その代わりに文字列 (テキスト) が渡された場合や、「高」、「中」、「低」のいずれかの値が必要なときに、「標準」の値が渡された場合などがあります。
- 入力が必須であるにもかかわらず、ジョブの実行時に、項目に null 値が渡された場合。
アクションエラーの場合、[Input] タブにはアクションに渡されたデータが表示されるのに対し、[Output] タブには通常エラーメッセージが表示されます。一般に、[Input] タブのデータを確認して、何が間違っているかを調べることができます。
ジョブの詳細ページに表示されたアクションエラー
# Workato によって停止されるレシピ
Workato によって Unauthorized エラー、レート制限エラー、またはスキーマエラーとして識別されるアクションエラーがレシピで5回連続して発生した場合、そのレシピは Workato によって自動的に停止されます。これは、アクションの設定またはコネクションに修正が必要な一時的ではない重大なエラーがあると想定されるためです。
# エラー通知
デフォルトでは、エラーが発生した場合、Workato アカウントの所有者にメール通知が送信されます。
# 通知ポリシー
メールが送信されるタイミングは、以下のルールによって決まります。
- レシピで特定のタイプのエラーが初めて発生した場合にメールが送信される。その後1時間以内に、同じレシピで発生した同じタイプの後続のエラーについては、メール通知は生成されません。
- レシピが Workato によって停止された場合は常にメールが送信される。
エラー通知メールの例
# 通知の受信者のカスタマイズ
デフォルトでは、エラー通知は常に Workato アカウントの所有者だけに送信されます。ただし、統合を監視しているチームやコンサルタントがいる場合は、そのメールアドレスも通知対象としていつでも追加できます。
メールアドレスを追加するには、[Account settings] > [Email notifications] で [Error notifications] 項目を編集します。複数のメールアドレスを追加するには、区切り文字としてカンマを使用します。
エラー通知の受信方法と送信元プロジェクトの設定およびカスタマイズ
# 一部のプロジェクトからのエラー通知の受信
デフォルトでは、エラー通知はすべてのプロジェクトに含まれるすべてのレシピに対して送信されます。Receive error notifications only from specific projects
トグルを使用すると、顧客は通知の送信元をさらに柔軟に制御できるようになり、重要性の高いレシピからの通知のみを受け取ることができます。
エラー通知を受信したいレシピを含むプロジェクトの選択
デフォルトでは、すべてのプロジェクトがエラー通知を送信するよう選択されています。エラー通知の受信を希望しないレシピを含む各プロジェクトの選択を解除できます。
エラー通知を受信したくないレシピを含むプロジェクトの選択解除
Last updated: 2023/8/31 1:07:14