# Workbot のボタン、タスクモジュール、ピックリスト

ボタンまたはタスクモジュールの送信によって、Workbot コマンドを呼び出せます。

コマンド名が埋め込まれたボタンの例 [Create issue] ボタンを押すと「newissue」コマンドが送信され、レシピが実行される

ボタンやタスクモジュールによって Workbot コマンドを呼び出す際に、追加のパラメータを渡すこともできます。パラメータは通常、呼び出される Workbot レシピに必要な情報を渡すために使用します。

パラメータ付きボタンの例 [Re-open issue] ボタンは「reopen_issue」コマンドを呼び出すだけでなく、パラメータも渡す

パラメータ付きボタンのレシピ 「reopen_issue」レシピがどの問題を再度オープンすべきかを認識できるように、「sys_id」を渡すように設定されている [Re-open issue] ボタン

ピックリスト内の選択肢から Workbot コマンドを呼び出すことはできませんが、同じメッセージ内で、ボタンまたはタスクモジュールの送信と一緒に選択パラメータを渡すことが可能です。

選択パラメータのレシピ 選択パラメータには選択肢からの値が設定される

選択パラメータは、同じメッセージ内のボタンが押されたときに (ボタンに設定されているその他のパラメータとともに) 渡されます。

選択パラメータ [Next] ボタンは呼び出すコマンドレシピに対して「Google」という「opportunity_id」も渡している

# ボタンの設定

ボタンは Post reply または Post message アクションで使用できます。

コマンド名が埋め込まれたボタン ボタンは別のレシピの Workbot コマンドを実行するように設定可能

以下の表に、ボタンの項目に入力する内容を示します。

入力項目 説明
Title ボタンのラベル。例 Create ticket 表示するボタンのラベルを入力します。



Submit button command ボタンのクリック時に実行する Workbot コマンド。例 create_ticket Workbot コマンドにより呼び出せる既存のレシピのリストから選択します。
Parameters ボタンのクリック時に次のレシピに渡すパラメータ値。例

{
"sys_id": "sys_id"
"summary": "Summary",
"description": "Description"
}
パラメータ値として次のレシピに渡す、名前と値のペアを入力します。データピルは二重引用符で囲む必要があります。

# ピックリストと選択肢の設定

選択肢から Workbot コマンドを呼び出すことはできませんが、同じメッセージ内で、ボタンまたはタスクモジュールの送信と一緒に選択パラメータを渡すことが可能です。

選択パラメータのレシピ 選択パラメータには選択肢からの値が設定される

選択パラメータは、同じメッセージ内のボタンが押されたときに (ボタンに設定されているその他のパラメータとともに) 渡されます。

選択パラメータ [Next] ボタンは呼び出すコマンドレシピに対して「Google」という「opportunity_id」も渡している

以下の表に、ピックリストと選択肢の項目に入力する内容を示します。

入力項目 説明
Pick list name ピックリストの名前。選択肢の前に表示されます。マークダウンに対応しています。
Pick list style [Compact] では選択肢がドロップダウンメニューに、[Expanded] ではすべての選択肢がラジオボタンとして表示されます。
Choice parameter 選択肢の値を格納するパラメータの名前。この名前と値のペアは、追加のパラメータとして渡されます。
Title (choice) 表示される選択肢のタイトル。
Value (choice) 選択肢の値。選択すると、値が [Choice parameter] に渡されます。

# タスクモジュール

Workbot コマンドでパラメータが定義されている場合、Workbot はパラメータ値をユーザーから収集するために、Teams 内でタスクモジュールを起動します。

レシピ内のパラメータ レシピ内のパラメータ

ユーザーにパラメータ値の入力を求める際には、タスクモジュールは以下のように表示されます。

Teams でのタスクモジュール レシピ内のパラメータ

# タスクモジュールでのヒントと値の例の追加

各パラメータに対してヒントと値の例を設定できます。ヒントは入力フィールドの下に、値の例は入力フィールドの中に表示されます。

パラメータのスキーマ レシピ内のパラメータ

ユーザーにパラメータ値の入力を求める際には、タスクモジュールは以下のように表示されます。

Teams でのヒントと例 入力フィールドの下のヒント、入力フィールドの中の値の例

# パラメータの非表示

[Optional] を [Yes]、[Visible?] を [No] に設定することにより、パラメータを非表示にできます。これは、ユーザーに入力を求める必要がないレコード ID を渡す場合に有用です。

非表示のパラメータ

パラメータはタスクモジュールで非表示になります。

非表示のパラメータ

# タスクモジュールのピックリストオプションの追加

ユーザーが限定された選択肢のリストから選択できるように、ピックリストオプションを設定することができます。これは、使用可能なオプションがわかっている場合に有用です。たとえば、Urgency (High:1, Medium: 2, Low: 3)、Priority (1,2,3,4,5) などのオプションです。

ピックリストを追加するには、[Options] 項目に、カンマで区切ってオプションを追加します。表示名とその値を異なるものにしたい場合は、コロンで区切ります (例 High:1,Medium:2,Low:3)。

ピックリストの表示名と値には、: または , を含めることはできません。

レシピ内のピックリストオプション 表示名と値が同じであるオプション

レシピ内のピックリストオプション 表示名と値が異なるオプション

Teams のピックリスト タスクモジュールのピックリストに表示されたオプション

# 動的ボタンとファクトセット

ボタンとファクトセットも、リストデータピルを使用して動的に生成することができます (リストの詳細については、リストの管理に関するガイドを参照してください)。

ボタン (またはファクトセット) の項目で、右上の横向きの3点リーダーをクリックし、[Dynamic List] を選択します。動的リストオプションが表示されます。

動的ボタン

以下の表に、動的ボタンの項目に入力する内容を示します。

入力項目 説明
Button source list リストデータピルを入力します。例 Users データツリー内で、リストデータピルの横にはリストアイコンが表示されます。たとえば Salesforce の Users では以下のようなリストを使用します。
Title ボタンのラベル。例 Assign users 表示するボタンのラベルを入力します。通常、リストデータピルからのデータピルを使用します。たとえば Salesforce のユーザーリストのデータピルである Salesforce のユーザー名を使用します。
Submit button command ボタンのクリック時に実行する Workbot コマンド。例 assign_user 既存の Workbot コマンドレシピから選択するか、新しいコマンドを入力します。このボタンをクリックすると、対応するコマンドトリガーを含むレシピがトリガーされます。
Additional parameters ユーザーがボタンをクリックして送信すると、追加のパラメータが渡されます。JSON 形式で名前と値のペアを指定します。例

{
"opportunity_id": "Opportunity ID",
"stage": "Stage"
}
追加のパラメータとして次のレシピに渡す、名前と値のペアを入力します。

# 詳細


Last updated: 2024/2/22 23:17:11