# Workbot のコマンドトリガー

Workbot コマンドを使用すると、Workplace からレシピをトリガーし、これらのレシピを使用して、アプリのアクションを実行することができます (ServiceNow のチケットの新規作成、Salesforce の商談のリスト表示など)。

つまり、Workplace 内からアプリのアクションを実行することができます。

コマンドの例 Workplace 内で追加パラメータとともに「new_issue」コマンドを送信し、応答を受信する

Workplace 内で Workbot にコマンドが送信されると、Workbot レシピがトリガーされ、そのアクションが実行されます。

コマンドレシピ Workbot コマンドトリガーを含む Workbot レシピ

# コマンドの設定

新規コマンド 「new_issue」コマンドの例

# 入力項目

以下の表に、トリガーの入力項目とその説明を示します。

入力項目 説明
Command name コマンドの名前。
Parameters パラメータを追加することで、コマンド実行時にユーザーに対して追加でデータを要求し、後続のアクションでデータピルとして使用することができるようになります。
Command hint help メッセージに対する返答としてコマンド名の代わりに表示されるテキストです。
Hidden command [Yes] の場合、help メッセージにコマンドとして表示されません。デフォルトは [No] です。

# Command name

Workbot コマンドは、以下の方法でレシピを呼び出せます。

  1. Workbot へのダイレクトメッセージでコマンド名を送信する (例 new_issue )。
  2. チャンネルで Workbot をメンションしてコマンド名を送信する (例 @workbot new_issue )。
  3. コマンド名が埋め込まれたコマンドボタンを押す。 コマンド名が埋め込まれたボタン ボタンは別の Workbot レシピを呼び出すように設定可能
  4. コマンド名が埋め込まれたクイック応答ボタンを押す。 コマンド名が埋め込まれたボタン
    別の Workbot レシピを呼び出すように設定されたクイック応答ボタン
    コマンド名が埋め込まれたボタンの例 [Next] ボタンは押されると「new_issue」コマンドを呼び出し、レシピを実行する

# Parameters

コマンドにより、ユーザーに追加のパラメータの入力を求めることもできます。たとえば、新しい GitHub チケットを作成するには、ユーザーにインシデントの titledescription を指定してもらう必要があります。

この場合、titledescription の2つのパラメータを追加します。コマンドが呼び出されると、Workbot がユーザーに各パラメータの入力を求めます。

パラメータの収集 コマンドで追加のパラメータを指定すると、Workbot からユーザーに情報の入力を求めることができる

コマンドとともにパラメータを指定することで、この要求メッセージが表示されないようにすることもできます。

インラインパラメータ付きのコマンド 追加パラメータの Title と Description を指定した「new_issue」コマンドの送信

# パラメータの定義

パラメータの追加 コマンドへの2つのパラメータの追加

パラメータを追加するには、Workbot コマンドトリガーの [Parameters] セクションで [Add a parameter] ボタンを選択します。

新しいパラメータの追加 新しいパラメータの追加

パラメータ名、データ型 (通常は string) などを指定して、パラメータを設定します。

空のパラメータフォーム パラメータの設定

以下の表に、パラメータの各設定項目について詳しく説明します。

入力項目 説明
Name パラメータの名前。次のようなシーンでパラメータの名前を使用したデータの受け渡しをします。
  • インラインコマンド

  • ボタン
  • クイック応答ボタン
Data type パラメータのデータ型。現在は string のみがサポートされています。
Optional? [Yes] に設定すると、この入力は任意となり、[No] に設定すると必須になります。
Options 表示名とその値を異なるものにしたい場合は、コロンで区切ります (例 High:1,Medium:2,Low:3)。
# パラメータ値を渡すためのテクニック

パラメータ値は、ボタンやクイック応答ボタンが下流の Workbot コマンドレシピを呼び出す場合に、これらのボタンにより渡すこともできます。パラメータは通常、使用する下流の Workbot レシピに必要な情報を渡すために使用します。

コマンド名が埋め込まれたボタン 「new_issue」レシピを呼び出し、複製するインシデントについての情報をそのレシピに渡す「Duplicate incident」ボタン

コマンド名が埋め込まれたクイック応答ボタン 「new_issue」レシピを呼び出し、複製するインシデントについての情報をそのレシピに渡す「Duplicate incident」クイック応答ボタン

# 詳細


Last updated: 2023/8/31 1:07:14