# Workbot メッセージの更新

メッセージの更新の例 ボタン、メニュー、そして再度ボタンを使用するメッセージの更新

Post message アクションを使用して、前に投稿したボットメッセージを更新できます。これは以下の表に示すユースケースで特に有用です。

ユースケース 説明
ボタンまたはメニューを置き換える ユーザーが選択したボタンまたはメッセージメニューをクリックした後に、そのボタンまたはメニューを削除した方が良い場合があります (スパムを防ぐために)。

上記の例では、更新されたメッセージでボタンが削除されているだけでなく、ユーザーの選択内容と「Thank you」メッセージが表示されています。
チャットの乱雑さを減らす 元のボットメッセージを「再利用」する (元のメッセージを繰り返し更新する) ことにより、ボットの会話の乱雑さを減らすことができます。

上記の例では、メッセージの更新により、元の長いメッセージを削除し、代わりに別のクエリーを入力するようにユーザーに求めています。

# 動作の仕組み

Post message アクションのメッセージコンテンツを使用して既存のボットメッセージを更新するように、Workbot に指示できます。

Slack で投稿される各メッセージには Message ID が割り当てられ、Workbot のトリガーおよびアクションの出力に表示されます。

ユーザーがコマンドを入力してトリガーを呼び出した場合には、トリガー出力にはメッセージ ID はありません (更新するメッセージがまだないため)。ただし、トリガーがメッセージのボットコマンド (ボタンの押下コマンド、メニューオプションの送信コマンド、ダイアログの送信など) から呼び出された場合には、トリガー出力にはそのメッセージのメッセージ ID が含まれます。

このため、 Post command トリガー、 Post message アクション、または Post command reply アクションの出力から、Message ID データピルを取得できます。

# Message to update の使用

メッセージを更新するには、新しい Post message アクションの [Message to update] 項目でその Message ID を使用します。この項目は、このアクションの [Advanced] セクションにあります。

Message to update の例

元のメッセージが、 Post message アクションで定義されている新しいメッセージ、およびボタンやメッセージメニューなどのインタラクティブコンポーネントで置き換えられます。

# ボタンやメッセージメニューを含むメッセージの置換

ボタンやメッセージメニューを含むメッセージを置き換えるには、更新に使用する Post message アクションに、「マッピングされていない」ボタンまたはメッセージメニュー (何を置き換えるのかに応じて) を追加します。

「マッピングされていない」ボタン (またはメッセージメニュー) とは、[Submit button command] (または [Submit menu option command]) で指定されているコマンドが、Workato アカウントのいずれの Workbot レシピのコマンドトリガーとも一致していないボタン (またはメッセージメニュー) のことです。これは、「マッピングされていない」ボタンやメッセージメニューはメッセージに表示されないためです。

マッピングされていないボタン 「blank」によりいずれの Workbot レシピもトリガーされないため、メッセージにはボタンは表示されない

# よくある間違い

  1. 誤ったメッセージを更新する。 正しいメッセージを更新するように、元のメッセージを投稿した出力ステップからの Message ID を使用していることを確認してください。

  2. [Message to update] 項目が見つからない。 Post message アクションの一番下の [Add/remove optional fields] リストで、この項目をチェックしていることを確認してください。有効にすると、この項目は Post message アクションの [Advanced] グループに表示されるようになります。 [Message to update] オプション項目

  3. Message ID ピルが空である。 前述のとおり、ユーザーがコマンドを入力してトリガーを呼び出した場合には、トリガー出力にはメッセージ ID はありません (更新するメッセージがまだないため)。
    ただし、トリガーがメッセージのボットコマンド (ボタンの押下コマンド、メニューオプションの送信コマンド、ダイアログの送信など) から呼び出された場合には、トリガー出力にはそのメッセージのメッセージ ID が含まれます。
    トリガーの出力からの Message ID ピルを使用したい場合は、トリガーがメッセージのボットコマンドから、ボタンやメニューオプションのクリックまたはダイアログの送信によって呼び出されていることを確認してください。


Last updated: 2023/8/31 1:07:14