# Coupa - オブジェクトアクション
Workato では、Coupa 上でオブジェクトを作成、更新、または検索できます。Workato では、請求書、経費、そしてサプライヤもオブジェクトとして分類します。Workato は現在、多数の Coupa オブジェクトを処理することができます。Workato で処理できるオブジェクトについては、こちらを参照してください。Workato でオブジェクトを参照するアクションを使用すると、後で操作するオブジェクトを指定できます。
Workato で使用可能なオブジェクトアクション
Create object
Update object
Search object
Get object by ID
Get remit to addresses by object ID
Create attachment on object
# 作成/更新アクション用の入力項目
このステップでは、選択したオブジェクトに対して選択したアクションが実行されます。たとえば Create object
アクションを選択し、オブジェクトとして Invoice
を選択すると、レシピでのこのステップの実行時に Coupa で請求書が作成されます。
オブジェクトを選択すると、関連するすべての項目が表示されます。たとえば、Create Object
アクションを選択し、Invoice
を選択すると、すべての請求書関連の項目が表示されるため、入力することができます。前のステップからのデータピルを使用して、ワークフローからのデータに基づいてオブジェクトを作成できます。
必須項目は、レシピ設定に常に表示されます。エラーが発生しないように、これらの項目を必ず入力してください。追加の項目タブには、Coupa インスタンスで定義されているカスタムフィールドも表示されます。
# リスト入力項目
Workato の一部の Coupa オブジェクトアクションでは、リスト入力行を受け入れます。これは、請求書行や注文書行のリストを生成するときなどに使用します。Workato ではこれらのリストを簡単に生成できます。レシピの前のステップでリスト出力を生成するアクションを使用していれば、そのリスト出力を簡単にリスト入力項目にマッピングすることができます。リスト入力の詳細については、こちらを参照してください。
# Create Object (オブジェクトの作成)
このアクションは、注文書や請求書など、指定されたオブジェクトを作成します。このオブジェクトを作成するために必要なすべての入力項目が動的に生成されます。下にある項目タブに、オプションの入力項目が含まれている場合もあります。
データの取得元のアプリケーション内でのレコードの ID を格納するためのカスタムフィールドを Coupa で作成しておくことをお勧めします。たとえば、NetSuite からデータを取得する統合によって Coupa に新規のサプライヤを作成する場合には、そのサプライヤの NetSuite ID を格納するためのカスタムフィールドを作成します。続いて、その同じアクションに対する内部 Coupa ID で NetSuite レコードを更新するための別のアクションを実行します。これにより、2つのアプリケーションのレコード間の関係が明確に定義されるため、今後のレシピの作成や統合が容易になります。
# Update Object (オブジェクトの更新)
このアクションは、Coupa の特定のオブジェクトを更新します。必須の入力項目は、そのオブジェクトの特定の内部 Coupa ID です。これにより、更新するオブジェクトを Coupa に明確に伝えることができます。その他すべての項目は動的に生成されます。
レシピに、この請求書の内部 Coupa ID がない場合は、search object
アクションを使用します。search object
アクションでは、請求書用の Invoice number
や注文書用の Purchase order number
などのその他の項目に基づいて、Coupa でその特定のオブジェクトを検索できます。この検索アクションの結果の ID データピルを使用して、後でオブジェクトを更新します。
# 作成/更新アクション用の出力項目
各オブジェクトの作成/更新アクションは、Coupa 内で1つのオブジェクトに対してアクションを実行します。Workato のこのアクションは、カスタムフィールドも含め、すべてのオブジェクト関連の情報を取得します。レシピ内の後続ステップでは、出力データピルを使用できるようになります。
# 検索/取得アクション用の入力項目
このアクションは、ステップの実行時に Coupa で検索を実行します。いくつかの属性に対する入力を受け付け、これらの属性に一致するオブジェクトのリストを返します。
オブジェクトを選択すると、関連するすべての項目が表示されます。Workato では、Search object
アクションの使用時にさまざまな関連フィールドを検索できます。その他すべての検索/取得アクションでは、Coupa の内部オブジェクト ID を使用する必要があります。
# Search Object (オブジェクトの検索)
このアクションは、指定された特定の項目に基づいて、Coupa でオブジェクトを検索します。使用可能な一般的な項目には、内部 Coupa ID やオブジェクトに関連付けられている番号や名前などがあります。たとえば、請求書番号に基づいて請求書を検索したり、サプライヤ名に基づいてサプライヤを検索したりすることが可能です。これは、これらのオブジェクトの更新時に、その内部 Coupa ID が手元にない場合に便利です。
このアクションでは 複数 のオブジェクトレコードが返される場合があります。Workato コネクターでは以下の2つの方法で検索できます。
検索タイプ | 説明 |
---|---|
Fields | 定義済みのフィルターのセットを使用してレコードを検索します。オブジェクトのタイプを選択すると、関連する項目が表示されます。 |
Query | 自由形式のクエリーを使用してレコードを検索します。詳細については、こちらを参照してください |
# Get object by ID (ID に基づくオブジェクトの取得)
このアクションは、Coupa 内の特定のオブジェクトを取得します。探しているオブジェクトのタイプと内部 ID を指定します。Search Object
アクションの結果と同様のオブジェクトが返されます。
このアクションでは 単一 の一意のレコードのみが返されます。
# Get remit to addresses by object ID (オブジェクト ID に基づく支払先住所の取得)
このアクションでは、オブジェクトおよび関連付けられた内部 Coupa ID を選択して、その支払先住所を取得できます。これは支払の送金先の住所です。このアクションの出力は、指定されたオブジェクトに対する住所のリストになります。現在はこのアクションはサプライヤについてのみサポートされています。
# 検索/取得アクション用の出力項目
Get object by ID
アクションを除くすべての検索/取得アクションは、指定された検索条件に一致するオブジェクトのリストを返します。このアクションは、他のアプリケーションの一般的なオブジェクトに関連するオブジェクトを Coupa で検索するために使用します。
# Add file attachment on object (オブジェクトへの添付ファイルの追加) アクションの入力項目
Add file attachment on object
アクションでは、Coupa 内のさまざまなオブジェクトに対する添付ファイルを作成できます。このアクションの設定時には、まず添付ファイルを作成する Coupa オブジェクトを定義する必要があります。これは、オブジェクトタイプを手動で選択するか、データピルをマッピングすることにより行えます。またオブジェクトの内部 Coupa ID と添付ファイルの内容も指定する必要があります。現在は、Contracts
、Purchase Orders
、Requisitions
、Invoices
に対する添付ファイルの追加がサポートされています。
注
添付ファイル名の指定は任意であり、指定しなかった場合は、Coupa により汎用の添付ファイル名が生成されます。添付ファイルには意味のある名前を付けることをお勧めします。
# Add file attachment on object アクションの出力項目
このアクションは、Coupa で作成された添付ファイルの場所を返します。この場所は URL として直接使用することはできません。
# トリガーとアクションのリスト
Workato は現在、以下のような Coupa のトリガーとアクションをサポートしています。それぞれの詳細については、以下のリンクをクリックしてください。リンク先にはサイドバーから移動することもできます。
Last updated: 2023/8/31 1:07:14