# SQL Server - Select (選択) アクション
# Select rows (行の選択)
このアクションを使用すると、WHERE
条件によって定義される特定の条件に基づいて行を選択できます。このアクションの出力として、WHERE
条件に一致する選択したテーブルの行が返されます。
Select rows アクション
# Table/view
最初に、使用するテーブル/ビューを選択します。このためには、ピックリストからテーブルまたはビューを選択するか、または入力をテキストモードに切り替えて完全なテーブル/ビュー名を入力します。
# WHERE condition
次に、行をフィルタリングする WHERE
条件を指定します。この条件は、ID
によって1つのレコードを絞り込むような、単純なものにできます。
ID = 123
または、この条件を使用して、1つ以上の列の値に基づいて複数の行を選択することもできます。
status = 'closed' AND priority = 1
サブクエリーを含む複雑な WHERE
条件を使用することもできます。詳細については、WHERE
条件に関するガイドを参照してください。
# Parameters
WHERE
条件と組み合わせて使用し、SQL インジェクションを防止します。WHERE
入力で名前付きバインド変数を宣言したら、この入力項目を使用してこれらの変数に値を割り当ててください。詳細については、こちらを参照してください。
# Order by
このアクションから返される行は、 [Order by] 入力項目に基づいて並べ替えることができます。この項目を使用して、SQL Server データベースの行のデフォルトの順序を変更できます。
並べ替えを行う各列の順序の方向を定義することもできます。以下の Order by 文は、昇順の priority
に続いて、降順の created_date
(新しい順) で行を並べ替えます。
priority asc, created_date desc
# Limit
この入力項目は、返される行の最大数を決定します。デフォルトの上限は100で、単一の Select rows アクションに対する最大行数は50,000行です。1,000行以上を選択してアクションを実行する必要がある場合は、Workato レシピから直接バッチ単位で実行できます。こちらのユースケースでサンプルを確認できます。
# Offset
この入力項目は、結果セット全体から結果のページのみを取得するオプションを提供します。たとえば、選択した結果セットの最初の100行をスキップするには、この項目に 100
と入力します。デフォルトは 0
です。
# Select rows using custom SQL (カスタム SQL を使用した行の選択)
このアクションを使用すると、カスタム SQL クエリーに基づいて行を選択できます。クエリーから返される行は、このアクションの出力として返されます。カスタム SQL アクションの使用時のベストプラクティスを確認してください。
# サポートされるバージョン
このアクションは SQL Server 2012以降でのみサポートされています。SQL Server 2012以降でのみ利用可能なデフォルトのストアドプロシージャ sp_describe_first_result_set
が使用されます。
Select rows using custom SQL アクション
# SQL
行を選択するために実行する SQL を指定します。ここで指定する SQL は、出力データツリーの生成に使用されます。これを生成するために、SQL クエリーは指定時に一度実行されます。データピルをここにマッピングして、動的に変化する SQL 文を実行できます。データピルは必ず引用符 (''
) で囲んでください。 SQL クエリーの末尾に ;
を追加すると、ステップが失敗するため、追加しないでください。
SQL で TOP
のような制限句を使用しないでください。これは、クエリーで返される行数の制限が、 Limit 入力項目で定義される値に基づいているためです。独自の制限句を追加すると、このアクションは失敗します。
# Limit
この入力項目は、返される行の最大数を決定します。単一の Select rows using custom SQL アクションに対するデフォルトの上限は100です。
この項目を空白のままにすると、TOP 100
の値が使用されます。
Last updated: 2023/8/31 1:07:14