# コミュニティコネクター

Workato のコミュニティは、統合に今すぐ着手するための迅速で簡単な手段を提供します。Workato のコネクターライブラリでコネクターが見つからない場合は、Workato コミュニティにアクセスして、他の開発者が作成したコネクターを検索してください。そうすればコネクターを自作することなく、ただちにレシピの作成に着手できます。Workato のコミュニティでは、Workato のコネクター SDK を使用して誰でもカスタムコネクターを作成し、コミュニティに貢献できます。

TIP

独自のアプリケーションへのコネクターを作成している場合は、Workato のパートナーシップ担当チームに問い合わせて、弊社のテクノロジパートナープログラムに参加してください。開発者専用アカウントとともに、コネクターを起動して動作させるためのツールやトレーニングを提供します。Workato と共同で作成することのメリットを是非ご検討ください。

# コミュニティコネクターを見つけてインストールする方法

レシピエディターで検索するとコミュニティコネクターを簡単に見つけることができます。コミュニティコネクターは、Workato のネイティブコネクターとともに別のセクションに表示されます。コミュニティコネクターをクリックすると、コミュニティライブラリのコネクターリストページに直接移動します。

レシピエディターの検索 公開リストでは右上隅のインストールボタンをクリックする

これに加えて、コミュニティライブラリ (opens new window)に移動することで、すべてのコミュニティコネクターを参照することもできます。コミュニティライブラリには誰でもアクセスでき、ワークスペースにインストールできるコネクター数にも制限はありません。コネクターを検索して各リストをクリックするだけで、コネクターの詳細を確認できます。コミュニティのリストには次の2つの種類があります。

  • すぐにインストールできる公開リスト
  • コネクターのインストール方法について詳細を確認するための、コネクター開発元の Web サイトを紹介するパートナーリスト

公開リスト 公開リストでは右上隅のインストールボタンをクリックする

パートナーリスト パートナーリストでは右上隅のボタンをクリックしてパートナーの Web サイトに移動する

WARNING

コミュニティからコネクターをインストールできるのは、管理者と、開発者権限を持つロールを割り当てられたユーザーのみです。それらの権限がない場合は、見つけたコネクターのインストールについて、ワークスペースの管理者にサポートを依頼してください。

# コミュニティコネクターの使用方法

コミュニティコネクターをインストールすると、そのコピーがワークスペース内に作成されます。このコネクターは、必要に応じて機能を拡張することも、そのまま使用することも可能です。機能をテストした後、Release latest version ボタンをクリックすると、コネクターがリリースされてレシピで使用できるようになります。このバージョンをリリースしたら、ワークスペース内の誰もがこのコミュニティコネクターをレシピで使用できるようになります。

コネクターに問題がある場合は、開発元が、直接問い合わせるためのメールアドレスを公開していないか、いつでも確認できます。

パートナーリスト コネクターの開発元が詳細情報を公開している場合、リストのページにメールアドレスが表示される

# コミュニティコネクターが作者によって更新された場合の更新の受け取りについて

コミュニティからインストールしたコネクターは、親、つまりコミュニティに登録されているコネクターとの関係を常に維持しています。コネクターの作者が新しいバージョンを公開した場合、コネクターの更新に関する通知が送付されます。コネクターを最新バージョンに更新しても、ワークスペースにリリースしたバージョンは変更されません。これにより、この新しいバージョンのコネクターが安定していて、レシピに適しているかどうかをテストして確認できます。

# Workato の他の機能とコミュニティコネクターの連携方法

コミュニティのコネクターは Workato の他の既存機能と強力に補完しあう関係にあります。

  1. Workato のレシピライフサイクル管理機能により、コミュニティコネクターをインストールして、開発ワークスペースのレシピでテストすることができます。本番環境への導入準備が整ったら、これらのコネクターがレシピとともにエクスポートされます。コミュニティのコネクターを使用してテストする場合でも、安定したシームレスな統合エクスペリエンスを保証できます。

  2. コミュニティコネクターは Workato の堅牢なコネクター SDK とも連携します。コミュニティからインストールしたコネクターは、自身のニーズに合わせて拡張することができます。新しいトリガーやアクションを追加したり、接続方法を変更したりすることが可能です。つまり、統合のニーズに応じてコネクターを自由にカスタマイズできるということです。さらに、Workato のコネクター SDK は他の各種 Workato 機能と連動します。たとえば、ファイアウォールの内側にあるアプリケーションにアクセスするためのオンプレミスグループ機能や、コネクターを自社チームまたは顧客向けのサービス API エンドポイントに変える API プラットフォームなどの仕組みです。

  3. ガバナンスも Workato の重要な特長です。チームは会社のデータを漏洩することなく安全に共同作業を進めることができます。コミュニティのコネクターを最終インストールできるユーザーを、管理者および開発者ロールを割り当てられたユーザーに制限しています。これは、ワークスペースにインストールされるコネクターの適性を評価する適切なプロセスを確保できるようにするためです。現在、ワークスペースの管理者と developer 権限を持つカスタムロールだけに、コミュニティコネクターのソースコードの表示とインストールを許可しています。

# ベストプラクティス - コミュニティコネクターのインストール

  1. 最適なコネクターは統合のニーズによって異なります。特定のコネクターを評価する際は、コネクターのランディングページで、インストール数の実績や開発元の重要な統計情報などの指標をいつでも確認できます。これらの情報が示すコネクターの使用状況から、その品質を評価できます。

  2. 管理者または開発者は、コネクターをワークスペースにリリースする前にコードの品質を必ず評価してください。リリースされたコネクターは、ワークスペース内のすべてのユーザーがレシピで使用できるようなるため、リリース前に機能性と安全性を徹底的にテストすることを忘れないでください。

  3. コミュニティコネクターの機能性と安全性を簡単にテストする手段として、Workato のデバッガーコンソールがあります。各アクションとトリガーに対してテストを実行し、予期しないリクエストが送信されていないこと、およびデータが想定されたアプリケーションから取得されていることを確認します。それらの作業には出力タブとデバッグタブを使用できます。これらのタブでは、すべてのネットワークトラフィックとテスト対象のアクションまたはトリガーの出力を観察できます。

  4. コネクターを使用した統合でエラーが発生した場合は、Workato のサポートまでお問い合わせください。障害発生個所の評価に最善を尽くし、コネクターの開発元に問い合わせて説明を求めます。


Last updated: 2023/8/31 1:07:14