CSV の処理

カンマ区切り値 (CSV) ファイルは、表形式データを格納するテキストファイルです。CSV ファイルには、人間が理解できるプレーンテキストのデータが格納されます。

CSV コンテンツを使用可能なデータピルに変換するには、Workato に組み込まれた CSV パーサーで CSV コンテンツを解析するか、コネクター固有の CSV パーサーを使用します。

ここでは、以下の CSV コンテンツをサンプルとして使用します。

Manufacturer, Model, Category, Item Name, Item Code, Description, Unit Cost, Unit Price, Taxable, Tax, Custom Field 1, Custom Field 2, Custom Field 3
Sierra Gardening, MS-321, Gardening supplies, Pine wood potting bench, MS-321, Oakwood potting bench, 74.50, 119.99, Yes, 0.0875, Pine, White, 30 inches
Sierra Gardening, MS-322, Gardening supplies, Cherry wood potting bench, MS-322, Oakwood potting bench, 74.50, 119.99, Yes, 0.0875, Cherry, Natural, 30 inches
Sierra Gardening, MS-323, Gardening supplies, Cedar wood potting bench, MS-323, Oakwood potting bench, 74.50, 119.99, Yes, 0.0875, Cedar, Black, 30 inches

CSV by Workato

ほとんどの Web アプリケーションは、処理を加えずに CSV ファイルを返します。 CSV by Workato を使用すると、CSV ファイルのテキストコンテンツを読み取ることができます。これにより、自分のユースケースに応じて、個々の行を移動したりデータを変換したりできます。

この例では、Dropbox で新しい CSV ファイルが処理されます。 Parse CSV アクションを実行して、列と行のリストを取得します。

Parse CSV。サンプルレシピはこちら (opens new window)。

入力項目

入力項目	説明
CSV contents	CSV file content データピルを選択します。CSV の行を直接貼り付けることもできます。
Column separator	CSV ファイルの列を区切る文字を選択します。
CSV contents contain header line	ヘッダー行があるかどうかを指定します。
Header line	CSV ファイルのヘッダー行を指定します。
Keep track of columns by	CSV コンテンツの列順序が固定されていない場合に設定します。
Quote Character	CSV のセル値を引用するために使用する文字です。引用文字が使用されていない場合は、none を選択します。

出力項目

このアクションは行の配列を生成します。各行には、 ヘッダー行 で定義されたスキーマが含まれます。これは配列オブジェクトなので、リピートアクションを使用して行を反復する必要があります。

このサンプルレシピでは、配列オブジェクトの各行を反復し、Wrike でタスクを作成します。

リピートステップのデータツリーからアクションへのデータピルのマッピング

リストの処理の詳細については、こちらを参照してください。

外部パーサーによる CSV ファイルの解析

コネクターの中には、CSV コンテンツを解析できるトリガーとアクションを備えたものがあります。Box コネクターにはこの機能があります。 新しい CSV ファイル をリッスンし、同じトリガーを使用して解析できます。

BOX トリガーによる CSV ファイルの解析。サンプルレシピはこちら (opens new window)。

入力項目

CSV by Workato と同様に、 [Field names] に CSV のヘッダー行を入力します。これは出力にデータピルを作成するために必要な作業です。

レシピで取得する CSV ファイルの列を定義する。サンプルレシピ (opens new window)。

すべての新しい CSV ファイルが同じスキーマまたはヘッダー行を共有しているかどうかにかかわらず、このトリガーは新しい CSV ファイルをすべて処理します。これにより、ジョブエラーが発生したり、不正なデータがアプリに移動されたりする可能性があります。フォルダーやサブフォルダーを共有している場合は、関連する CSV ファイルだけがそのフォルダーに格納されるようにするか、処理するファイルを指定するトリガーフィルターを追加してください。

出力項目

Box の CSV パーサー からの出力は、 CSV by Workato からの出力と同じです。CSV コンテンツの列 (トリガーで定義されている) は、使用可能な変数として表示され、後続のレシピステップへのマッピングに使用できます。

同様に、 リピートアクション を実行して、CSV 行のリストを反復します。

Box トリガーで定義されている変数を使用