# XML Parser By Workato - XML の処理と解析

XML (eXtensible Markup Language) は、データを格納および転送するための構文であり、主に API で使用されます。XML データは、タグの体系的な階層に格納されます。

データはレシピ内で入力項目およびデータピルとして表示されるため、Workato では XML データが表示されることはほとんどありません。ただしワークフローで Raw XML データの処理が必要になる場合は、 XML Parser by Workato コネクターを使用できます。Raw XML データを使用可能なデータピルに変換するには、これが最も簡単な方法です。

# 設定

このコネクターでは、コネクションを設定する必要はありません。

# 入力

このコネクターを設定する際は、以下の入力項目を指定する必要があります。

項目	説明
XML type	XML を解析するための詳細レベル。データピルは、XML のデータ型 (たとえば `string`、`integer` など) を使用してタイプ分けされます。以下のオプションのいずれか1つを選択します。 Simple XML without attributes - このオプションは、デフォルトの XML 構文と `type` 属性を読み取ります。他の属性は処理されません。簡素化されたデータツリーが作成されます。 Full XML with attributes - このオプションでは、作成されたデータツリー内にすべての属性が含まれます。各 XML タグは、`content` データピル内のタグ値が含まれる `array` データピルになります。これらのオプションを使用した XML データの解析のサンプルについては、以下の「出力」セクションを参照してください。
Sample document	解析される XML データと同じ形式のサンプル XML ドキュメント。
Document	解析される入力 XML データ。

# 出力

出力は、解析された XML データです。出力データツリーの構造は、選択する XML タイプ によって異なります。

たとえば、以下の XML を解析する必要があるとします。

<list>
  <Contact>
      <Name type="C">
        <First>Donna</First>
        <Last>Noble</Last>
      </Name>
  </Contact>
  <Contact>
      <Name type="C">
        <First>Rose</First>
        <Last>Tyler</Last>
      </Name>
  </Contact>
</list>

以下をクリックして、各 XML タイプ オプションのデータツリーの内容を確認してください。

SIMPLE XML WITHOUT ATTRIBUTES

. List
  └── Contact
      ├── Name 
      |   ├── Type (C)
      |   ├── First (Rose)
      |   └── Last (Tyler)
      ├── List size 
      └── List index

FULL XML WITH ATTRIBUTES

. List
  ├── Contact
  |     ├── Name
  |     |   ├── Type (C)
  |     |   ├── First
  |     |   |     ├── Content (Rose)
  |     |   |     ├── List size
  |     |   |     └── List index
  |     |   ├── Last
  |     |   |     ├── Content (Tyler)
  |     |   |     ├── List size
  |     |   |     └── List index
  |     |   ├── List size
  |     |   └── List index
  |     ├── List size 
  |     └── List index
  ├── List size 
  └── List index

# ワークフローへの XML の統合

レシピ内で Raw XML データを処理するには、2つのステップが必要です。つまりレシピアクションでデータを処理し、XML データを受け付けるようにレシピを設定する必要があります。

後者を行うために、Workato では以下のようないくつかの方法を用意しています。

Raw データを処理する API エンドポイントを作成する。 API レシピを使用して、Raw XML データを受け付ける API エンドポイントを作成して公開できます。詳細については、こちらを参照してください。
カスタムコネクターを構築する。 カスタムコネクターを使用すると、API 呼び出しを通してクラウドアプリケーションを受け付け、操作する方法をカスタマイズできます。コネクターを自分で構築するには、以下のオプションを使用できます。
- HTTP コネクター - このコネクターを使用すると、API から Raw データを簡単に処理できます。詳細については、HTTP コネクターのコース (opens new window)を参照してください。
- コネクター SDK - Workato フレームワークの拡張機能であるコネクター SDK は、開発者がコネクターを構築、管理、配備するために必要なあらゆるものを提供します。詳細については、Workato SDK のドキュメントを参照してください。
適切なオプションの選択については、 HTTP と SDK に関するガイドで、詳細な比較情報を参照してください。

Last updated: 2023/8/31 1:07:14