# Workday - Scheduled report (特定の時間に実行するレポート) トリガー
# 使用方法
このトリガーは、スケジューラ (詳細) と Workday RaaS アクションの組み合わせです。設定すると、事前定義された時間に Workday でレポートを実行し、レポートの結果をバッチ単位で返します。バッチサイズはデフォルトで 200
、最大サイズは 10,000
です。
# 入力
必要な入力は当然、スケジューラトリガーと Workday RaaS アクションの両方を組み合わせたものになります。
最初に、取得する Workday レポートを設定します。
- Workday レポートの RaaS レポートの URL を指定します。RaaS の URL を取得する方法については、こちらをクリックしてください。
- レポートで入力 (フィルターパラメータなど) が必要な場合、追加の入力項目が生成されます。入力の設定の詳細については、こちらを参照してください。
- [Report batch size] 入力項目で出力バッチサイズを設定します。これを使用して各バッチ行のサイズを調整し、レシピ内の他のアクションのサイズ制限に一致するようにします。バッチサイズはデフォルトで
200
に設定されており、最大10,000
まで増やすことができます。
次に、スケジューラを設定します。
- 詳細なスケジューラトリガーを設定する方法については、こちらのドキュメントを参照してください。
特定の時間に実行するレポートの設定
# 出力
このトリガーは、以下の項目を返します。
項目 | 説明 |
---|---|
Scheduled time | レポートが実行された時間。 |
Total number of records | レポートの実行により生成された行の合計数。指定したバッチサイズよりも多くの行が生成された場合、レポートは指定した行数で複数のバッチに分割されます。各バッチは、Workday RaaS エンドポイントによって返される同じシーケンスで、別個のジョブとして処理されます。 |
Starting offset | このバッチの最初の行のオフセット番号。たとえば、レポートに 1000 行があり、トリガーのバッチサイズを 200 に設定しているとします。現在のジョブが2番目のバッチ (201 ~400 までの行) を表している場合、開始オフセットは 200 になります。 |
Ending offset | このバッチの最後の行のオフセット番号。たとえば、レポートに 1000 行があり、トリガーのバッチサイズを 200 に設定しているとします。現在のジョブが2番目のバッチ (201 ~400 までの行) を表している場合、終了オフセットは 400 になります。 |
First batch | これが最初のバッチであるかどうかを示すブール値です。 |
Last batch | これが最後のバッチであるかどうかを示すブール値です。 |
Rows | 各バッチ行はリスト (配列) として返されます。このリスト内の各項目は、レポートの行に相当します。同様に、レポートの各列は、出力データツリーの項目としてレンダリングされます。 |
# レシピロジックでの First batch/Last batch の使用
First batch と Last batch の値を使用して、レシピロジックに統合できます。これは、Workato レポートの出力からファイルを作成する場合などに便利です。レシピには以下のロジックが含まれます。
First batch
が true
である場合
- 最初のバッチの内容を含む新規ファイルを作成する
First batch
が false
である場合
- 既存のファイルに行を追加する
Last batch
が true
である場合
- レポートの内容を正常に転送できたことを通知する
Last updated: 2023/8/31 1:07:14