# Get report (レポートの取得)

# 使用方法

Workday Report-as-a-Service は、Workato のアクションとして公開されています。このアクションは、レポートを実行し、そのレポートからすべてのデータを取得して配列として返します。このデータは、その他のアクションと同様にレシピで使用できます。カスタムレポートの設定方法については、こちらを参照してください。

# 入力

レポートの URL を入力し、Workday からレポートを実行して取得します。

レポート実行のための入力 レポート実行のための入力

入力項目 説明
Report URL この URL の取得方法については、このドキュメントのカスタムレポートのセクションで確認してください。URL を入力すると、Workday アクションが適切な出力項目を生成します。
Detect report schema automatically Workato でレポートを検査しないようにするには、[No] を選択します。次に、レポートのスキーマを設定します。
これは、レポートの URL に動的な値を使用する場合に使用する必要があります。
空白のままにすると、レポートのスキーマが自動的に検出されます。
Remove empty fields [Yes] を選択すると、Workato はすべての Null values を削除し、項目を空白のままにします。
デフォルトは Yes です。
Additional fields 一部のレポートの項目 (ネストされた項目など) がアクションの出力に表示されない場合は、この入力項目を使用して定義します。

# レポートのパラメータと列の設定

レポートのパラメータと列の手動による設定 レポートのパラメータと列の手動による設定

レポートの URL に動的な値を使用する必要がある場合があります。よくある理由としては、複数の Workday 環境 (開発および本番) 間でレシピを維持することが挙げられます。両方の環境のレポートが同じスキーマを持つとしても、それらの URL は異なります。そのため、レシピの維持に必要な作業を減らすために、環境プロパティデータピルを使用して適切なレポートの URL を割り当てることで、同じレシピを管理して再利用することができます。

この場合、 [Detect report schema automatically] 入力項目に [No] を選択します。

そうすると、Workato でレポートのスキーマを自動的に生成できなくなります。これは、実際のレポートの URL が、レシピジョブが処理されたときにのみ評価されるためです。レシピの作成時、レポートの URL はまだ未定であるため、レポートのスキーマについての情報はありません。

作成時には、レポートのパラメータと列を手動で定義するための追加の入力項目が表示されます。

追加の入力項目 説明
Report Parameters カスタムレポートのフィルターパラメータ。カスタムレポートの設定方法に従って、 パラメータのエイリアス を入力します。
Report columns レポートの出力。Workday カスタムレポートの列を列挙します。このスキーマは、Workato の後続のレシピアクションで使用できるデータピルに変換されます。

# 出力

このアクションの出力は配列として提供されます。この配列の各要素は、レポートの行に対応します。同様に、レポート内の各列は、レポートの出力配列の項目として表示されます。

[Report column] でカスタムスキーマを設定している場合、カスタムレポートの列はデータピルとして反映されます。

Get report アクションの出力 Get report アクションの出力

# ユースケース

# カスタム CSV ファイルの生成

Workday からカスタムレポートを実行して取得する非常にシンプルなユースケースは、レポートから CSV ファイルを作成することです。これは、CSV by Workato を使用して実行できます。

# カスタムロジックを使用した行のフィルタリング

Workday は、レポートの結果にフィルターと検証のロジックを追加するための包括的な機能を提供します。ただし、この機能は Workday で利用可能なデータに限定されます。Workato は、Workday からレポートのデータを抽出し、複数のソースからのデータに対して検証ロジックを実行することを可能にします。

カスタムフィルターのロジック 外部アプリケーションからのデータを使用したカスタムフィルターのロジック

この例は、Salesforce からのデータに対してレポート内の行をフィルタリングし、対応する Salesforce ユーザーアカウントの存在を確認する方法を示しています。結果として生成されるレポートには、アクティブな Salesforce ユーザーである Workday の従業員のみが含まれます。


Last updated: 2023/8/31 1:07:14