# Variables by Workato

Workato の変数は、データ値を含む、ユーザー宣言のデータピルです。このようなユーザー宣言の変数は、変更可能である、つまりレシピ内で変数の値を変更できるという点で、標準のデータピルと異なります。

変数の存続期間は、単一のジョブの期間 (ジョブスコープ) になります。永続性はなく、また複数のジョブにまたがって変数にアクセスするためのメカニズムはありません。

Workato の変数は型定義されています。変数を使用するには、まず create variable アクションを使用して宣言する必要があります。変数を更新するには、update variables アクションを使用します。

#

最大の ARR を持つ特定のエントリをレポート内で検索するとします。

  1. ARR という変数を作成します。
  2. for each アクションを実行し、より高い値が検出されるたびに、ARR を更新します。
  3. 続いて、ARR 値を使用して、その特定のエントリを呼び出します。

レポート内で最大の ARR を見つけるための反復 レポート内で最大の ARR を見つけるための反復

# コネクションの設定

コネクションの設定は必要ありません。 [App] > [Variables by Workato] を選択して開始します。

Variables by Workato Variables by Workato

# Create variable

このアクションでは、指定したデータ型の変数が作成されます。各変数は、その変数が使用されるデータ型 (integerstring など) と一致するように設定する必要があります。

Create variable [Create variable] ダイアログ [Create variable] ダイアログボックス

このステップでは、 [Add variable] をクリックすることにより、複数の変数を作成できます。 複数の変数の作成 複数の変数の作成

入力項目 説明
Label 変数の名前。
Data type 変数のデータ型
Default value 変数のデフォルト値。デフォルト値を nil に設定するには、このフィールドは空にします。

# Update variables

このアクションでは、既存の変数が更新されます。更新できるのは、Create variable アクションを使用して事前に作成した変数のみです。それ以外については、このアクションは使用できません。

Update variables 変数の更新

入力項目 説明
Variable name 更新する1つまたは複数の変数を選択します。
Variable 変数の新しい値。

このアクションではデータピルは生成されません。この変数を別のアクションで使用するには、 Create variable ステップで変数データピルを使用します。

# 変数の値のリセット

Update variables アクションで変数に対して nil 値を設定することにより、変数の既存の値を削除できます。これは関数モードで実行する必要があります。

# Create list

このアクションでは、カスタムスキーマを使用してリストが作成されます。空のリストを作成するか、既存の項目を含むリストを作成できます。

Create list リストの作成

入力項目 説明
List name リストの名前。
List item schema このリスト内の各項目のプロパティを定義します。
Items (任意)
リストに入力するためのリストデータピルを指定します。後からさらに項目を追加することもできます。

# リスト項目スキーマの定義

リスト項目スキーマは、出力データツリーに、使用可能な変数のリストとして表示されます。これらの変数を、それ以降のレシピステップにマッピングできます。新しいフィールドを定義するには、 [Add field] を使用します。

新しいフィールドの追加 新しいフィールドの追加

入力項目 説明
Name 新しいフィールドの名前。
Data type 新しいフィールドのデータ型。
Optional この新しいフィールドが必須の場合に選択します。
Hint この新しいフィールドの説明。

# Add item to list

このアクションでは、既存のリストに新しい項目エントリが追加されます。更新できるのは、 Variables by Workato で作成したリストのみです。

項目の一括追加

リストデータピルがある場合は、項目を一括でリストに追加できます。

一部の項目フィールドは必須です。このアクションを使用する前に、必要なフィールドに対する有効な入力があることを確認してください。

Add item to list リストへの項目の追加

入力項目 説明
List name 新しいエントリを追加するリストを選択します。
Insert location 新しいエントリの場所を選択します。
List item 新しいエントリの値を定義します。

このアクションではデータピルは生成されません。このリストを別のアクションで使用するには、Create list ステップでデータピルを使用します。

リスト管理の詳細については、こちらを参照してください。

# Add item to list (Batch)

このアクションでは、既存のリストに複数の項目が追加されます。更新できるのは、 Variables by Workato で作成したリストのみです。

一部の項目フィールドは必須です。このアクションを使用する前に、必要なフィールドに対する有効な入力があることを確認してください。

Add item to list リストへの項目の追加

入力項目 説明
List name 新しいエントリを追加するリストを選択します。
Insert location 新しいエントリの場所を選択します。
List items リストデータピルを指定します。各リスト項目がどのようにマッピングされるかを定義します。

このアクションではデータピルは生成されません。このリストを別のアクションで使用するには、Create list ステップでデータピルを使用します。

リスト管理の詳細については、こちらを参照してください。

# Clear all items from list

このアクションでは、既存のリストからすべてのエントリが削除されます。このアクションは、 Create list および Add items to list アクションの後に使用すべきです。削除できるのは、 Variables by Workato で作成したリストのみです。

入力項目 説明
List name すべてのエントリを削除するリストを選択します。


Last updated: 2023/8/31 1:07:14