# Workbot for Slack の設定

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このページでは、Workbot レシピやユーザー操作を作成できるように、Slack オーガナイゼーション内で Workbot を設定する手順について説明します。

ステップ1 : Workbot の対話型インターフェイスに対して NLU プロバイダを使用する場合は、NLU プロバイダに接続します。使用しない場合は、このステップは飛ばします。
ステップ2 : Enterprise Workbot を作成する場合は、カスタム OAuth プロファイルを設定します。作成しない場合は、このステップは飛ばします。
ステップ3 : Workbot for Slack コネクションを作成します。
ステップ4 : Workbot をチャンネルに招待します。

# 準備として行うこと

  • 接続する権限があることを確認します。これは、オーガナイゼーションの Slack ワークスペースの設定により決まります。Slack ワークスペースのすべてのメンバーにサードパーティアプリのインストールを許可するオーガナイゼーションもあれば、この権限を管理者にのみ制限しているオーガナイゼーションもあります。
  • コネクションの設定には、人が使用しているアカウントではなく、統合ユーザーアカウントを使用することをお勧めします。

# 権限

トークンのタイプ スコープ 説明
User users:read ユーザーのアイデンティティについての情報を表示します。
users:read.email ユーザーの情報をメールで取得します。
Bot app_mentions:read ボットが参加している会話で、ボットのメンションをリッスンします。
channels:read 公開されている会話のリストを取得します。
chat:write 公開されている会話を作成または更新します。
files:read プライベートの会話のリストを取得します。
files:write プライベートの会話を作成または更新します。
groups:read ダイレクトメッセージの会話のリストを取得します。
im:history ダイレクトメッセージの会話を作成または更新します。
im:write 多人数グループの会話を作成または更新します。
mpim:read 多人数グループの会話のリストを取得します。
users:read ユーザーの情報を取得します。
users:read.email ユーザーの情報をメールで取得します。

# 1. NLU プロバイダに接続する

Workbot for Slack では、Google DialogFlow と Amazon Lex がサポートされています。いずれかの NLU プロバイダを使用する場合は、Workbot for Slack に接続する前に、NLU プロバイダを Workato に接続する必要があります。

NLU プロバイダに接続するには、[App Connections] に移動し、[Create a new connection] を選択します。NLU プロバイダを選択します。

# 2. カスタム OAuth プロファイルを設定する

カスタム OAuth プロファイルを使用すると、Workbot for Slack の名称やアイコン (ボット名、ボットのロゴ、背景色)、権限などをカスタマイズできます。新しいカスタム OAuth プロファイルを設定するには、[Tools] > [Custom OAuth profiles] に移動し、[Create custom profile] をクリックします。

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[Application] フィールドで [Workbot for Slack] を選択します。[Create new app] をクリックします。

これにより、新しいタブで Slack アプリ (opens new window)が開きます。

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Slack ウィンドウで [Create new app] を選択します。

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[From scratch] を選択します。これにより、ユースケースに応じてスコープと権限を定義できるようになります。

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アプリのわかりやすい名前を入力し、このアプリのデプロイメント先の Slack ワークスペースを選択します。 [Create App] をクリックします。

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新たに作成された Slack アプリの [Basic Information] ページにリダイレクトされます。

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[App credentials] セクションまでスクロールし、以下の情報を保存します。

  • クライアント ID
  • クライアントシークレット
  • 検証トークン

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Workato の設定に戻ります。Slack アプリからのアプリの資格情報を入力します。完了したら、[Save] をクリックします。

[Application token] フィールド

このフィールドは空のままにします。[Application token] はオーガナイゼーションレベルのアプリ用の設定です。

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Slack の設定に戻ります。左側のナビゲーションで [OAuth & Permission] を選択します。

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Add a new Redirect URL を選択します。コールバック URL をコピーして、Slack の設定に貼り付けます。[Save URLS] をクリックします。 https://workato.com/oauth/callback

This doesn’t seem like a proper link

「This doesn’t seem like a proper link」というエラーが表示された場合は、リンクの先頭または最後に余分なスペースが入っていないことを確認してください。

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[OAuth & Permissions] の設定を続けます。[Scopes] に移動し、[Bot Token Scopes] で以下のスコープを選択します。

  • app_mentions:read
  • chat:write
  • channels:read
  • commands
  • files:read
  • files:write
  • groups:read
  • im:history
  • im:write
  • mpim:read
  • users:read
  • users:read.email

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[OAuth & Permissions] の設定を続けます。[Scopes] の下の [User Token Scopes] で以下のスコープを選択します。

  • users:read
  • users:read.email

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左側のナビゲーションで [App home] を選択します。

  • 表示名とデフォルトのユーザー名を指定します。
  • [Always Show My Bot as Online] を ON にします。

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[App home] の設定を続けます。[Show tabs] > [Messages Tab] に移動します。

allow users to send message オプションが選択されていることを確認します。これにより、ユーザーが Slackbot にメッセージを送信することが可能になります。

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左側のナビゲーションで [Event Subscriptions] を選択します。

  • ON を選択します。
  • Workato 設定で指定されているリクエスト URL を [Request URL] に入力します。以下は URL の例です。 https://app.workato.com/slack_webhooks/event?coak_id=9690

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[Event Subscriptions] の設定を続けます。[Subscribe to Bot Events] サブセクションに移動します。以下の ボットユーザーイベント を追加します。

  • app_mention
  • file_shared
  • message.im
  • app_home_opened

ページの一番下で [Save Changes] を選択します。

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左側のナビゲーションで [Interactivity & Shortcuts] を選択します。

  • ON を選択します。
  • Workato 設定で指定されている URL を [Request URL] と [Options Load URL] に入力します。以下は URL の例です。 https://app.workato.com/slack_webhooks/event?coak_id=9690

ページの一番下で [Save Changes] を選択します。

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最後に、Slack アプリをワークスペースにインストールします。

左側のナビゲーションで [Install App] を選択します。

  • [Install to Workspace] を選択します。
  • メッセージが表示されたら、[Allow] をクリックします。

# 3. Workbot for Slack コネクションを作成する

Workbot for Slack コネクションを接続すると、Slack チームに Workbot が追加されます。新しい Workbot for Slack コネクションを作成するには、[App Connections] に移動し、[Create a new connection] をクリックします。まず、[Workbot for Slack] を選択します。

Workbot for Slack コネクションの項目
Application Workbot for Slack
Connection name このコネクションに対する適切な名前を選択します。
NLU provider 必要に応じて、DialogFlow または Amazon Lex NLU を選択できます。NLU プロバイダに接続していないと、プロバイダはドロップダウンリストには表示されません。
Advanced Slash commands verification tokens 従来のカスタムインテグレーションのスラッシュコマンドの呼び出しに使用します。各スラッシュコマンドにはトークンがあります。複数のスラッシュコマンドをサポートするには、各トークンをカンマで区切ります。詳細についてはこちらを参照してください。
Custom help 簡単なテキストヘルプまたは Slack メッセージに対応する JSON ドキュメントを使用した書式付きのヘルプを指定します。書式付きのヘルプメッセージは、Slack message builder を使用して作成できます。
Is this a Classic Slack app? アプリをまだ移行していない場合は、[Yes] を選択します。
Custom OAuth profile カスタム OAuth プロファイルを使用すると、Slack 側で作成した独自のカスタムアプリを Workato の Slack コネクターから利用できるようになります。選択すると、このアプリに対するすべてのリクエストで、指定したプロファイルが使用されます。詳細については、こちらを参照してください

Workbot を Slack チームにインストールすると、Workbot により Workato アカウントで最後に使用したアプリコネクションが検出され、自動的に接続されます。

Workbot を Slack オーガナイゼーションに追加すると、ダイレクトメッセージを使用して Workbot とやり取りできるようになります。Workbot とのダイレクトメッセージは、Workbot を追加したユーザーにしか見えません。

他のユーザーも Workbot とやり取りできるようにするか、Workbot が通知を投稿できるようにするには、Workbot を特定のチャンネルに招待する必要があります。次のセクションに進んでください。

# 4. Workbot をチャンネルに招待する

チャンネル内での Workbot との会話は、そのチャンネルのすべてのチームメンバーから見えます。

Workbot をチャンネルに招待するには、以下のいずれかの操作を実行します。

  • @workbot を使って、Workbot をメンションする。メンションを使用してチャンネルに Workbot を招待する
  • チャンネルの詳細の [Invite new members to join] メニューオプションを使用する。メニューオプションを使用して Workbot をチャンネルに招待する

Workbot をチャンネルに招待したら、@workbot を使ってやり取りを開始します。

ダイレクトメッセージを使用して Workbot とやり取りする場合は、@workbot を使う必要はありません。

# 次のステップ

Slack での Workbot の設定が完了したため、次は初めての Workbot を構築します。


Last updated: 2023/8/31 1:07:14