# コーラブルレシピ - レシピ機能と API レシピへの移行

これまで、API エンドポイントの作成や再利用可能なレシピコンポーネントの作成には、いずれにもコーラブルレシピタイプと Workato によるコーラブルレシピ アプリケーションが使われてきました。このたび、各ユースケースに専用のレシピタイプがリリースされたので、それらに移行することをお勧めします。

このガイドでは、次の項目について説明します。


# 既存のコーラブルレシピへの影響

2021年12月3日 以降、新規のコーラブルレシピは作成できません。ただし、既存のコーラブルレシピは次のように扱われます。

  • 今後も恒久的に機能
  • 新規レシピからの呼び出しも可能

心配する必要はありません。既存のコーラブルレシピは機能し続けます。 既存のコーラブルレシピをそのまま使用し続ける場合も、新しいレシピタイプへの移行は可能です。


# コーラブルレシピの変換

既存のコーラブルレシピを新しいレシピタイプに自動的に変換する方法はありませんが、その必要性もありません。 お使いのコーラブルレシピは、これまでどおり機能し続けます。

ただし、いくつかの新機能のメリットを生かしたいならば、新しいレシピタイプへの移行をご検討ください。たとえば、API エンドポイントとして動作するレシピでは、API レシピタイプを使用して非標準のレスポンスコードを定義することができます。


# 新しいレシピタイプを知る

コーラブルレシピの機能は、すべて2つの新しいレシピタイプへと分割されました。コーラブルレシピで使用できた機能は、今後もレシピ機能API プラットフォーム コンポーネントによって実現できます。

# レシピ機能

レシピファンクション コネクターは、レシピの再利用性、可読性、および保守性を重視しています。再利用可能なレシピコンポーネントを、最低限のオーバーヘッドで作成する、シンプルで効率的な方法です。

このコネクターのトリガーとアクションを使用すれば、一度作成したワークフローを、ワークスペース内のレシピ間で簡単に再利用できます。詳細は、レシピ機能に関するドキュメントをご覧ください。

# API レシピ

API プラットフォーム は、オートメーションを API エンドポイントとして作成、導入するための専用コネクターです。API レシピの新機能により、以下をはじめとする OpenAPI 仕様をフル活用したエンドポイントの作成が可能になります。

  • カスタムリクエストとレスポンスヘッダー
  • 複数のレスポンスとすべての HTTP レスポンスコードをサポート
  • レスポンス送信後にジョブを自動停止

このリリースにより、API は Workato エコシステムにおける「第一級市民」としてしての地位を確立し、今後のさらなる改善 (たとえば、ドキュメントの自動生成機能の強化や、有効なあらゆる OpenAPI 仕様に基づいた API コレクションの自動生成など) に向けた基盤を築きました。詳細は、API プラットフォームに関するドキュメントをご覧ください。


# トリガーとアクションの比較

コーラブルレシピのトリガーとアクションは、新しい API プラットフォームおよびレシピ機能が提供するものと完全な互換性が保たれています。

どこから始めればいいのか迷っていますか ? まずは次の表から、コーラブルレシピのバージョンに代わる、新しいトリガーまたはアクションを見つけてください。

コーラブルレシピのトリガーまたはアクション 新しいトリガーまたはアクション
新規呼び出しトリガー (レシピコンポーネント) レシピ機能 - 新規機能呼び出しトリガー
新規呼び出しトリガー (API エンドポイント) API プラットフォーム - 新規 API 要求トリガー
レシピ呼び出しアクション (同期) レシピ機能 - レシピ機能呼び出し (同期)
レシピ呼び出しアクション (非同期) レシピ機能 - レシピ呼び出しアクション (非同期)
レシピからデータを返すアクション レシピ機能 - レシピ機能からデータを返すアクション
非同期呼び出しの待機アクション レシピ機能 - 非同期呼び出しの待機アクション


Last updated: 2023/8/31 1:07:14