# データのロード

データレイクやデータウェアハウスなどのターゲット先に、バッチまたは一括でデータをロードします。Workatoはさまざまなデスティネーションへのデータロードのための多様なデザインパターンをサポートしており、分析やレポーティングの準備が整ったデータを確保します。このセクションでは、Workatoのデータロード機能を活用してデータオーケストレーションプロセスを最適化する方法を紹介します。

# Snowflakeコネクタのアクション

Workatoは、さまざまなアクションを使用してSnowflakeへのデータロードを包括的にサポートします。これらのアクションにより、レコードの挿入、更新、アップサート、削除を効率的に行うことができます。詳細な手順については、以下のアクションを参照してください:

# サンプルレシピ:SalesforceからSnowflakeへのバッチデータロード

このレシピでは、Workatoのバッチロード機能を示しています。Salesforceから新しいリードをバッチでエクスポートし、そのデータをSnowflakeにロードします。

Batch loading into SnowflakeBatch load into Snowflake

# レシピの解説

1

SalesforceのNew records batchトリガーを設定して、新しいリードをバッチでエクスポートします。

2

SnowflakeのUpsert rows batchアクションを使用し、Salesforceからのリードのリストの出力データピルをRows source list入力にマッピングして、新しいレコードをアップサートします。

# SQL Serverコネクタのアクション

Workatoは、さまざまなアクションを使用してSQL Serverへのデータロードを包括的にサポートします。これらのアクションにより、レコードの挿入、更新、アップサート、削除を効率的に行うことができます。詳細な手順については、以下のアクションを参照してください:

# サンプルレシピ:SalesforceからオンプレミスのSQL Serverへの一括データ取得

次の例では、一括取得を使用してSalesforceから受注データを抽出し、オンプレミスのSQL Serverにロードします。

Bulk fetch from Salesforce cloud and load to on-prem SQL ServerBulk fetch from Salesforce cloud and load to on-prem SQL Server

# レシピの解説

1

**Export new records in Salesforce (bulk)**トリガーを設定し、Salesforceから新しく作成されたレコードをCSVデータとして一括取得します。

2

On-prem files - Upload fileアクションを使用して、CSVデータをオンプレミスのフォルダにロードします。

3

On-prem files - Generate on-prem file URLアクションを使用して、オンプレミスシステムに作成されたCSVファイルのURLを生成します。

4

前のステップで生成されたURLをSQL Server - Bulk load from an on-prem fileアクションにマッピングします。このアクションはオンプレミスフォルダからファイルを取得し、直接テーブルにロードします。

# サンプルレシピ:SQL ServerからAmazon S3への一括データロード

次の例では、一括ロードを使用してSQL Serverからデータを抽出し、Amazon S3にロードします。

Bulk load data from SQL Server to Amazon S3Bulk load data from SQL Server to Amazon S3

# レシピの解説

1

Schedulerトリガーを設定し、データの一括ロードの頻度を決定します。

2

SQL ServerのExport query resultアクションを使用して、データベース上でカスタムSQLクエリを実行し、結果をCSVファイルとして一括エクスポートします。

3

前のステップからのファイルの内容をAmazon S3のUpload file streamingアクションにマッピングし、データをストリーミングしてクラウドストアにアップロードします。

# サポートされているコネクタ

以下のコネクタは一括アップロードをサポートしています:

すべてのファイルコネクタ:

すべてのデータレイクコネクタ:

# 増分ロード

増分ロードを使用して、フルロードのオーバーヘッドなしにターゲット先のデータを最新の状態に維持します。これは、タイムスタンプ、バージョンキー、トリガーなどを通じてソースデータの変更を追跡し、前回のロード以降に追加または変更されたデータのみをロードすることを含みます。この戦略は、リアルタイムのデータオーケストレーションとシステムリソースへの影響を最小限に抑えるために不可欠です。


Last updated: 2024/12/18 21:44:08